結婚して間もない頃に、夫の母から礼服(喪服)をもらったんです。

(義母が体型が変わって着られなくなった、という9号の礼服)


それを、全く袖を通すこともなく、ただクローゼットにしまいっぱなしにして16年。

(使う機会が全くなかったんですよね……)


それで、ちょっと使う必要性が出たので、夫の実家に戻り、引っ張り出して。


長年放置しちゃったけど、カビが生えたりしてないかな、サイズ的に着られるのかな、と着てみたんです。


そうしたら、まあ、サイズ的には大丈夫、入りました。


その場に一緒にいた夫に「これ、着て大丈夫だと思う?」と聞いたら。


夫が「肩が……すげーことになってるけど、それは大丈夫?」と言うから。


慌てて鏡を見に行ったら。


うわっ!と驚くほどの肩パットで(笑)


えぇ〜なにこれ、めっちゃ四角じゃん。


うそーー、ちょっとすごいね、これは。


ってびっくり。


でも冷静に考えたら、当然と言えば当然で。


なにしろ、義母からもらったのは16年前だけど、義母がこの礼服を買ったのはさらに数十年も前、なわけですよ。←多分、だけど、9号が入る頃の義母……だから。


下手したら40年前、とかなんですよね(汗)


そりゃあ、肩パットが厚くても不思議はない。


いや、さすがにこの肩パットを着ていく勇気は私にはない……と、思って、夫に「どうしよう」って言ったら。


「まあ、肩パットのある人生か、ない人生か、ってことで肩パットのある人生を選ぶのも一興。思い出になるとは思うけど、あの人、肩すげぇな、っては思われる、間違いなく(笑)」


って言われて(笑)


うーん、肩パットのある人生もネタとしては悪くないけど……ない人生でもいいような(笑)


鏡の前でどうしたものか、と迷っていたら。


夫が「新しく、礼服買ってもいいよ?」って言ってくれて。


だけどね、この礼服、数十年も前のものとはいえ、おそらく、それなりに質はいいもの、なんですよ。


義母も「当時としては、高いお金を出してちゃんとしたものを買ったから」って言ってたし。

(義母の若い頃の持ち物は、良い物が多いです。昔はそういう時代でもあったのかも)


それに、新しく買ってしまうと、これはただのゴミになってしまうわけで、それはそれはしのびない。

(良い物なら、なおのこと)


リサイクルに出したとしても………だしなぁ、と思って、ちょっとネット検索したら、やっぱり肩パットを自分で外して直してる人、たくさんいて。

(いやぁ、ほんとにネットってありがたいなぁ、情報ってありがたい)


ってなわけで。


私も、礼服(喪服)の肩パット外しにチャレンジしてみることにしました。


いや、ド素人がうまくできるかは分からない。


だけど、今回の目標としては。


表面的にそれなりになれば、それで良い、と思って取り組みます。


多分、肩パットを外したら外したで、肩の形が合わないとか、なんか不具合は出てくるとは思うんです。


なにしろ、あんなものすごい肩パットが入ってるんだから(笑)、外側もそれなりに設計されているはず、なんですよ。


いやぁ〜ほんとに着たところを見せて笑わせたいなぁ、ものすごいんだから(笑)


ロボットみたいに肩が真四角になっちゃうのです!



とにかく。

やってみなきゃ分からない。


てことで、やってみることにします。