前回はインプレッサの街中試乗の様子をお伝えしたが、今回は、「高速道路でアイサイトを体感しよう」というキャンペーンに応募して、高速道路を走った。

今回の試乗車として用意されたのは、2.0L。前回は2.0Sだったので比較もできる。
先日試乗したSとの違いは、シートが布製で調節も手動式。あとはホイールがSの18インチに対しLは17インチとなる。
タイトルにあるように、高速道路を走ってアイサイトの機能を確認すると同時に高速での乗り心地やハンドリングも確かめたい。
試乗コースも首都高湾岸線を使っての大黒パーキングエリアまでの往復約40km。往路はまずスバルの担当のかたの運転で操作説明を聴く。

全車速追従機能については、ステアリング右側のスイッチにより親指一本で簡単に設定できる。追従開始のスイッチを押して、あとは上限車速の設定だけである。前車を捉えると追従が開始され、メータークラスター内のディスプレイで状態確認ができる。ステアリングから手を離さずにツーステップで設定が完了するのは、分かりやすく安全上もありがたい。
アイサイトver.3から新設されたアクティブ・レーンキープ、いわゆる"はみ出さない機能"は路面の白線を捉えて、車線の中央を維持する。実際にドアミラーで確認したところ、カーブでも車線のほぼ中央を維持する。そして、ステアリングに軽く手を添えていると、カーブに合わせてステアリングが動くのがわかる。もちろん、この機能はスイッチでキャンセルすることもできる。
3車線の真ん中を走行中、左車線から急な割り込みがあった。そのときは助手席に乗っていて、一瞬ヒヤッとしたが、スムーズな減速で何もなかったように車間距離も保って走る。ドライバーはこのとき何もしていなかったという。目の前でアイサイトの"ぶつからない"機能が実践された。
大黒パーキングに入る大きなカーブも、スムーズに曲がり、路面のつなぎ目の段差もほとんどショック無く乗り越える。
大黒パーキングからの復路は、いよいよステアリングを任された。走り出す前に、ここで最近ニュースでも話題になっている、急な誤発進防止についての実証実験が行われた。前進についてはカメラで認識してエンジン回転をセーブするが、後退についてはあらかじめ後退速度を設定しておけば、急にアクセルを踏んでもエンジン回転がセーブされるようになっている。これで、アクセルとブレーキの踏み間違いも減るであろう。
大黒パーキングを走り出して、横浜ベイブリッジ上で本線に合流、アクセルを踏み込んで加速性能を試す。気になっていたCVTもそれほど気にならず、スムーズな加速である。
そして、実際にステアリングを握ってみて、全車に追随走行や、アクティブレーンキープを試してみる。自動ブレーキの感覚も自分で操作しているときの印象に近い。直角に曲がる交差点でも、鼻先が思うように曲がり気持ち良いコーナリングをする。
メーター内の燃費計を見ると、11km/L程度であった。様々な人が乗る試乗車なので仕方がないが、丁寧に乗ればもう少し伸びるであろう。
至れり尽くせりの安全装備が付いて、尚且つ走りも気持ち良い。
人間、いくら注意していても、ついウッカリということもある。そんなときも事故を防げるという点は素晴らしいことである。
次のクルマ選びの有力な候補としておきたい。

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全車に追随走行しているときは、ナビの上部に設置されたディスプレイにもイラストで表示される。
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道路上の白線を捉えると、画面上にハの字型に線が現れる。

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オマケにいただいた"ぶつからない"ミニカーに興味を示すネコ。