9月のシルバーウイークの最中、墓参りに行った帰りに、もう1台のダブルシェブロンであるシトロエンC5のメーターパネル内の「Service」が点灯した。

最初は、12月が車検なので、そのお知らせかなとノンビリ構えていたのだが、インフォメーションディスプレーを見ると、batterycharge faultとか出ている。

バッテリーが寿命かなと思い、少し走れば充電できるだろうと考え、エンジンを回しぎみに走ったら、今度はairbagが異常を知らせる文字が‼。そのうちに、その他様々な英語がインフォメーションディスプレーに!。

そうなると、いよいよヤバイと思い、慌ててコンビニの駐車場へ。そのときは、エンジンも半分死んでいるような状態で、なんとか駐車場に収める。とりあえずは、ここならば交通の邪魔にならないと、ホットしたところで、エンジンも完全停止(^^;。


我ながら、あの状況で上手く駐車できた。
なんて、感心している場合でない。

コンビニの店員に状況を話して、JAFを待つ。
思ったよりも早く、20分程度でJAFが到着。バッテリーをジャンプしてエンジンは始動するも、バッテリーに電流が来ていないとの結論。オルタネーターの不具合の可能性があるとのことで、シトロエンのディーラーへ運んでもらうことに。


JAFの作業はテキパキと尚且つ安全に注意しながら手際よく進む。見ていて、さすがプロフェショナルの仕事である。

そして、私はJAFのレッカー車の助手席に乗り込む。
C5に同乗していた妻は、息子を呼び出し息子のクルマに。

シトロエンのディーラーでは、早速診断開始。やはりオルタネータが駄目とのことで、見積を出してもらった。
部品代だけで、14万円以上。それに工賃も加わり、バッテリーも駄目とのことで、なんと20万円コース(*_*;。
リビルド品でお願いしようかと思ったが、自分でリビルド品を探して持ち込んでくれれば、やらないことはない、という冷たいお言葉!。

まあ、正規ディーラーの看板を背負っている以上は、しょうがないのかなと。

それで、修理は保留にしたままC5は預けて、とりあえず帰宅。

それで、友人に相談したところ、普段お世話になっている修理工場を紹介してくれるとのこと。
港北区にあるこのKさんは、主にメルセデスを得意とするところであるが、以前2CVも診ていただいたところなので、安心してお願いすることに。

シトロエンディーラーでフル充電してもらい、自走で10kmほどのKさんのガレージに。なにしろ充電できない状態なので、エアコンも使わず、信号停止では、すぐにサイドブレーキを引いて、ストップランプの電流も節約。汗と冷や汗をかきながら、なんとか止まらずにKさんのガレージに到着。

事情を話して、リビルド品を探してもらうことに。事前に連絡しておいたので、リビルド品も探していてくれたが、なかなか見つからないとのこと。でも、なんとかしようという力強いお言葉をいただき、C5を託した。

それから1週間もしないうちにKさんから電話。もしかして、リビルド品が見つからないのかなと思ったが、案の定、リビルド品は見つからない。しかし、新品が部品屋にひとつだけあったとのことで、安く仕入れたとのこと。

流石である。しかも、新品。それも、シトロエンディーラーの約半額‼。


それで、ちゃんと「Valeo」!

元々付いていたオルタネータもValeo製。
外したパーツの写真がコレ。




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これで無事にエンジンも復活。
カバーされているので、新しいオルタネータはみえないが、覗くと銀色に輝く新品がチラッと見えた。





Kさんからの帰り道、久しぶりにC5を運転して、やはりハイドロの雲に乗ったような乗り心地とV6の心地良いサウンドに感激しながら帰宅した。
こんなことを書くと、2CVがヤキモチを焼いてヘソを曲げるといけないので、2CVの名誉のために一言書かせてもらうが、40km/hくらいまでの路面段差では2CVの乗り心地のほうが良いかもしれない(笑)

それにしても、今回の件ではKメカニックと、紹介してくれた友人Nに感謝である。