昨日、アクセラ ハイブリッドに試乗してきました。

いつもお世話になっている、近所のマツダ販売店さんに、たまたま寄ったところ、ちょうどハイブリッドの試乗車が入ったばかりで、私は二人目の試乗とのこと。
外観の第一印象は、セダンもなかなか格好良い。
「鼓動」のデザインがリアピラーからトランクにかけて、伸びやかに流れている感じである。




ハイブリッドモデルは、セダンのみ。5ドアハッチバックモデルには設定がありません。
ハッチバックモデルはSpotの呼称で区別されていますが、2リッターの20Sが試乗車として準備されていました。



今回は、時間が無かったので、ハイブリッドのみの試乗です。
試乗車は、ハイブリッドモデルの中でも、一番上級グレードの、HYBRID-S L Package。
何でも付いているという豪華モデルです。

シートもオフホワイトの革をあしらったオシャレなものです。


インパネも含め、あまりギラギラしたところも無く、好感が持てます。最近の各社ハイブリッドは、インパネも外装も何故かブルーの派手な色使いで、拒否反応を起こすのですが、このアクセラハイブリッドは、スポーティーの中にも上品さが漂っています。

担当の営業の方が他に接客中のため、キーを渡され、好きなだけ走ってきて良いとのことなので、喜んで運転席に。
さらに助手席には、可愛い事務の女性まで乗ってきました。(^o^)
乗り逃げされないためでしょうかね。

プリウスは運転したことはあるが、アクセラ&ハイブリッドは初めての経験。
助手席の女性も、来たばかりのクルマで、普段は事務を行っているとのことで、良くわかりませーんとのこと。
と、言うことでまずは車内を観察して、スイッチ類を確認。

6WAYパワーシートで、ドライビングポジションを調整し、スタートボタンを押す。

インパネに明かりが入ると共に、目の前のダッシュボードに透明なプレートが立ち上がる。
アクティブ・ドライビング・ディスプレイと呼ばれていて、車速やナビのルート誘導を行う。

さて、スタートボタンを押したもののエンジン音は聞こえない。
スタート時は、基本的にモーターのみで走行するので、シフトスイッチをDに入れてサイドブレーキを外し、ゆっくりアクセルを踏む。

駐車場から道路に出る小さな段差を越える段階で、しっかりしたポディー剛性を感じとることができる。

まずは一般道を周囲の流れに沿って、ノンビリ流してみる。この状態では殆どモーターで走っているのか全くエンジン音が聞こえて来ない。

信号待ちで停車すると、当然のごとく静寂の世界である。これでもエアコンは動いているので、快適な世界である。
助手席の彼女も、「静かですねー」としきりに感心している。彼女もこのクルマには初めて乗ったとのこと。
私には聞こえなかったが、彼女には、微かに水の流れるような音が聞こえたとのことだが、何の音かは不明。エアコンのコンプレッサーかラジエターの冷却水の音だろうか。
まあ、それだけ静かということか。

さて、信号待ちから、少し強めにアクセルペダルを踏み込んでみた。
アテンザやCX-5のディーゼルのような力強い加速は無いが、モーター+エンジンのスルスルという滑らかな加速が味わえる。微かなエンジン音と共に、あっという間に周囲の流れをリードする。速度が乗ったところでアクセルペダルを緩めるが、エンジンがどこで停車したのか動き出したのか、よほど注意していないと判らない。

音に関して一番気になったのは、荒れた路面を走ったときのタイアノイズ。
普通に舗装された道ならば、あまり気にならないが、少し荒れた路面に遭遇すると、ザーザーとノイズを発する。
装着されているタイアは、ブリジストンのエコピアという転がり抵抗の少ないタイアである。



このタイア、実はうちのデミオにも先日履き替えてみたものと同じ銘柄である。
デミオに履いてみた印象は、操縦安定性やハンドリングの良さに好感が持てるもので、静寂性については、最初はやはり荒れた路面で気になるところもあったが、装着後1000kmほど走ってみて、少し気にならなくなった。
試乗車に装着されていたタイアも、もう少し走れば印象がまた変わるかも知れない。

タイアノイズに関しては、装着タイアでかなり印象が違ってくるので、もし気になるようであったらBSならばレグノやミシュランのPS3等に
自分なら履き替えてみたい。

さて、試乗の続きに話をもどすと、助手席の彼女に了解を得て、少し足を伸ばして、ワインディングでしかも波状路を走ってみた。

ここでもしっかり路面を捉えて正確なハンドリングとともにしっかりしたポディー剛性を感じとることができた。走らせても楽しいハイブリッドである。

帰りは高速を試してみたが、気持ちの良い加速で、レーンチェンジもスムーズ。ハイブリッドであることを忘れさせるドライブフィールに思わずニヤリと笑みが出た。

そろそろ販売店から捜索願が出てしまいそうなので、楽しいドライブも終わりにして帰ることに。

販売店に無事帰り、あらためてこのクルマを観察。
セダンも悪くない。いや、なかなかカッコいい。ただし、自転車積んで旅行するときもあるので、やはりハッチバックかな。
せめて、もう少し広いトランクと後席を倒してトランクスルーになれば、セダンも良いのだが、ハイブリッドモデルはこれも不可能らしい。たしかにトランクルームを見ると、電池がスペースを侵害しているのがわかる。
ハッチバックモデルにできないのも、この辺に原因があるのかも知れない。
ここは、ひとつマツダの不可能を可能にする技術で、なんとか上手いことやってもらうことを期待したい。

それにしても、現在の日本における新車販売状況を見ると、ハイブリッドは戦略上欠かせないと思うが、このアクセラ ハイブリッドはクルマ本来の運転する楽しさと魅力的なデザイン、オシャレな内装を考えると、プリウス等を検討している方は、是非一度試乗してみることをお勧めしたい。

自分としては、このアクセラ、サイズ的にも内外装のデザインも乗り味も気にいっているので、今後、ディーゼルやガソリンも試乗してみたい。
また試乗したら、レポートします。




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