ペルー、最高額面紙幣に日系人女性 

「20世紀の美術に最も影響」

 

 

 ペルー中央銀行は15日、同国が誇る日系人女性画家ティルサ・ツチヤ氏の肖像が入った新紙幣の流通を開始したと発表した。額面はペルーで最高の200ソル(約7500円)。

 

 ツチヤ氏は、ペルーに移住した日本人の男性医師と中国系女性との間に生まれた日系2世。

ペルー先住民の神話に欧州の要素を取り入れた独特の作風で知られ、地元メディアによれば「20世紀のペルー美術に最も影響を与えた人物の一人」と見なされている。1984年に55歳で亡くなった。