Hirotoのブログ

Hirotoのブログ

小説書いてみることにしました。


自作小説始めてみました笑
Amebaでブログを始めよう!
そう、その声は、俺の耳の中をも当然通り抜けた。
銃弾は俺の頭を砕くことはなかった。
俺に当たるべき時だけ、別の場所を通り抜けたのだった。
おかしなことだが、最近こんなことが連続しているせいか、なんの疑問も持たなくなっていた…。あぁ、慣れって怖い…。
「どうしたんだ?あと、お前急に呼び捨てってどうかと思、
って、げふっ!?」
朝滝は拳を俺の鳩尾にクリーンヒットさせながらこういった。
「どうしてくれんのよ!!!びっくりしたじゃない!!!」
「びっくりってお前、お前の力だろー。」
そう、俺は別に何もしていない。というかそんな大げさな力
持っていない。とすると、朝滝を疑う他に道はない。
「つか、お前な、ひどいじゃねぇか、急に!」
「私をびっくりさせんのが悪いんだよ!」
そんな無茶苦茶な話があってたまるか…。
こんな呑気に話せているのは、現に朝滝が銃弾を全部弾いてくれているからだ。なんでこいつが驚くことがあるんだ?
「そもそも、なんで自分の力使って守ったくせに、驚いてんだよ…」
「それは…、いや、多分そう。それもそうだよね。」
「まぁ、とりあえずは感謝しとかなきゃな。ありがと。」
「まぁ、当然のことをしたまでだよ。下等生物なりに、私に
これから奉仕することね。」
「お前なぁ…。」
その後は、流れ作業だった。
朝滝の力で、銃弾は全部弾かれ、黒服のお兄さんたちは、片っ端
からなぎ倒されていた。
まぁ、そんな感じで油断してたのが悪かったのかもしれない。
「あー、ごめんだけど、この力さー、五分くらいしかつづかないんだ
だから、そのあとはがんばってほしんだけど?」
「え、そんなの聞いてない…。」
「だって言ってないもん。」
そういう大事なことは、最初にいえってんだよ!!!!!
「で、それは一体どれくらい後なんだ?」
「三秒後。」
……………。
俺たちは、それを聞いた瞬間確実に停止した。
きっかり三秒。
「いやいや、ふざけんじゃねぇ!!!?」
「叫ぶの構わないけど、とにかく逃げなきゃね。」
ドガドガドガ!!!!!
「ひ、ひぃぃぃ!?」
と、そこで。
「あ、」
ドグシャァ!?
銃弾が、南方さんの足に当たった。
「く、ダメだ先行って…。」
「ほら!早く、これで行けるはず!」
朝滝が即座にそれに対応する。
「あ、ありがとう。」
しかし、そんなチートがかった技を連発してよくこの世界が保って
られるよなー。なんか、一歩間違えたら全部握り潰されそうで超怖い
そのまま、俺たちは走る。
「いくぞ!」
「フハハハハ!!!ここは通さんぞ!」
「クソじじぃ、早くくたばれってんだよ!」
「ふむ、くたばってたまるものか!お前らもろともすべて排除し」
ガキィィィィ!!!!!
「お嬢様に手を出す輩はこの私が許さん。」
そこには金属の棒のような武器みたいなよくわからない何かを持ったAJが立っていた。
ようやく、一段落したと言うわけだ。
しんどかった…。
「ふぅ、やっと出られたね、阿形くん。」
「そだなー、というか、お前がここの幹部だったことが驚きだ。」
「親がここで働いてたから、必然的に私もねー。いやー、楽しい
ヒーローごっこだったねー。由梨ちゃんも無事に救出できたし」
「ほんとに無茶苦茶してくれちゃって…。」
「ふぅー。まぁ、これで流石に命令解除してくれるよなー。」
まぁ、そんな、感想を言い合っている最中に。
「お嬢様!!!!!申し訳ございません!!!このAJめをどうか
罰してくださいませー!!!」
ものすごい声が響く。
「申し訳ございません、交代のすきを狙われました!!!」
騒がしいのが、来たな………。
「い、いいんだよ、AJこいつがわざわざ助けに来たことだし」
「おい、南方さんもいるぞ?」
「あ、あれ?抜かされたのは自分だときづかないのかなー?」
酷いな、その、後付けしてまでおれを嬲ろうとするこの魂胆、いつか叩き直してやる…。
「ふぇっ!?私だったの!?ふふ。やっと由梨ちゃんにこいつなんて
呼ばれる日が来たのかな!」
そこ喜んじゃうの南方さん!?実はMなのはあんたじゃねぇのか!
「え、あ、えと、今後は気をつけるから、今回はゆるして!?」
「???」
おいおい、南方さん困ってるぞ。
その後、AJが、車を手配したようで、黒塗りの車が来た。
「お嬢様方、それではお乗りくださいませ。」
「あ、こいつ乗せないでいいわ。」
「おい、乗せろよ!?ってか、知らないところに置き去りにしないで
ちょ!?本当に出発しないで!!!?」
普通に、あいつらは帰って行った。
え、マジで…、え、え?????
置き去りを食らった、だと!?
「ふぅ、お嬢様もお年頃でございますな。」
あんなことするのがお年頃なら俺一生お年頃にならなくていい…。
「あ、あれAJは行かないの?」
「私も、あなたを流石にここに置き去りにするほどの腐った魂胆は
持ち合わせがありませんぞ。」
「AJぃぃぃ!?」
「ふむ、お嬢様はなぜあなたをきもいとおっしゃりつづける理由が
わかった気がしますな。ふぉ、ふぉ、ふぉ。」
いや、笑い事じゃねぇよ、俺にとっちゃ深刻な問題だよ。やめてくれよ、なぁ!
「さて、それでは、私どもはあのヘリで帰りましょう。」
滲み出る高級感、溢れ出る俺の場違い感。自然に口が開いてしまう
スケールの違い…。
「お乗りくださいませ。」
「あ、はい。」
ブロブロブロブロブロブロブロ!!!!!!!
と鳴り響く音に現実が追いつかなくなった…。
「そ、そうだー、い、いい経験だよなー。ヘリコプターなんて、
高校生なら誰でも乗ってるだろうし、ははは…。」
「話の脈絡がよくわかりませぬが、そう緊張せんでもヘリは堕ちませ
ぞ。」
「そういう問題じゃねぇー。」
ついに、現実からぶっ飛んだ俺窓の外を眺めることにした。
「うーん。これ男だけで見るような景色じゃねぇよなー。」
「ふむ、お嬢様と見たかったのですか?」
「朝滝限定じゃねぇけどさー。んー、でもあいつとなら楽しそ、
いや、多分、罵倒される、楽しそくない…。」
目に浮かぶよ、あいつの蔑みの顔。
目の前にあるよ、あいつの蔑みの顔。
「へー、ヘリコプターごときで興奮してるんだー、おこちゃまねー
あんた。」
「ええええぇぇぇっ!?」
「どうなさいました、阿形様、お嬢様に何か?」
「い、いやいやいやいや、急に出てきたじゃん、現れたじゃん!」
すると、朝滝は片目をつむって舌を出す。
今までの態度とはまた違うような気がするけど、かわいいから許す
って、何言ってんだ!?このままじゃ本当に俺がMになるぞ!
よ、よし!知らないふりだ!
「え、えええ。もしかしてお前、また世界を変えたのか!?」
そ、そうだ!世界を変えるのってその世界の人たち全員が死ぬんだよな。そんなこと、躊躇なくやったってのか!
「ちがうよ、そんな危険なことしないって!私を誰だとおもってんの
わざわざ世界ごと変えなくたって、全世界の記憶をいじれば
なんとかなんのよ。」
「さすが、神様、スケールが違う…。」
つか、そもそもなんでこの会話に割り込めるんだ。もしかして、心の中も全部丸見えですとか言わないだろうな。
「それにしても確かにヘリコプターはいいねー。なんていうか
全人類を見下してる気分になれるわ。」
性格崩壊してんだろ、頭おかしいのかこいつ!
「お前なぁ、いくらかわいいからって許されることとそうでないこと
があるんだぞ。」
「ふ、ふん。当然でしょそりゃ。神様だよ神様!」
腹が立つなー、こんなことって大体実力のないものが言うことだろ。本物が言っちゃかないっこねぇよ…。
「ね、ねぇ。」
「なんだよ、かみさ、いや、朝滝。」
「あ、覚えてたの?」
「んなこと、どうでもいいだろ?なんだ?」
人の嫌がることをしちゃいけない。たしかこれは小学校の頃に
習ったことだったっけか。
ろくに実行できちゃいないが、今回ばかりはそうもいかない。だって、あんなに怒ってた朝滝はもう見たくない。
「どうでも、よくないよ。リョウト。」
どうも、この呼ばれ方になれない。
「んだよ、どうしたんだよ。なんか変だぞ、朝滝。」
「変じゃないよ。そうだ。私のことさ由梨って呼んでよ!」
「この前、呼ぶなつったのは誰だよ?」
「うるさいわねー、いいじゃない。私は神様だよ?」
神様かぁ。その呼ばれ方が嫌いだって言ってる奴が、自分でそう名乗ってるのがなんかおかしい。
「まぁ、別にいいよ。お前には世話になってるしなー。」
「ふふ。感謝しなさい。でもまぁ、私が言うのもなんだけど、あんた
よく今まであんな扱い受けてきて私を助ける気になれたね?」
「あのなー、自覚があるのなら直してくれ…。そうだなー。まぁ、
あれだ、その場の流れだ、気にするな。」