25日は学部の卒業式及び大学院の修了式でした。

教職大学院の皆さんは学卒が2年、現職が1年での修了となります。とても短い期間でしたが、様々なテーマを一緒に考えることができ、私のほうが勉強になりました。修了式の前や当日にご挨拶をいただき、感謝感謝です。これからも体に気を付けて頑張ってください。また、ぜひこれからも連絡を取っていきましょう。

今年学部を卒業する皆さんのほとんどは2020年4月の入学です。覚えていらっしゃる方も多いと思いますが、このとき日本はコロナが始まったばかりでした。入学式は中止となり、授業もすべてZoomによるリモートとなりました。

中学校コース英語分野の1年生及び小学校コース英語分野の2年生が履修している「現代英語」という授業は英語でディスカッションをしたり、プレゼンを行ったりする授業なので、リモートでは不可能だと思い、通常は前期に開講しているのですが、この時は後期に移しました。この時点では、コロナ禍がその後2~3年に亘って続くとは想像もしておらず、夏になるころには落ち着いているだろうと勝手に思っていました(同じような思いだったという方は少なくないと思います)。後期が始まるころには対面に戻るだろうと思っての移動でした。なので、例年なら4月に顔合わせができる1年生に初めて会えたのが10月でした。もちろん、「会えた」と言ってもオンライン上でのことでした。

翌年の2021年度、彼らが2年生になっても、まだ直接会うことはできませんでした。小学校コースの2年生のみなさんが受講した「現代英語」は例年通り前期に行ったのですが、これもオンライン(リアルタイム)だったので、直接会うことはできませんでした。中学校コースの2年生が受講した「中等英語科指導法C」もオンラインになってしまったため、この時もまた直接会うことはできませんでした。

やっと会えたのが2021年度の10月でした。「中等英語科指導法D」が対面で実施されることになり、それまで画面越しにしか会えなかった皆さんのうち中学校コースの皆さんと直接会えました。小学校コースの皆さんと合えたのは12月。初等英語科指導法は4月から対面だったのですが、英語分野の学生は第4タームだったので、この時が初めてでした(小学校コースの全員が必修なので、受講生は専攻で履修時期が指定されています)。

3年生になった2022年の4月からゼミが始まり、ここでゼミ生全員と顔を合わせることができました。そして、4年生時はマスクの着用も任意となり、やっとコロナ前にほぼ戻ったなという気持ちになりました。

本来であればもっと自由に過ごせたはずの4年間の半分くらいを様々な制限の中で過ごしながらも、仲間との絆を深め、成長していった卒業生のみなさんに心から拍手を送りたいと思います。皆さんの前途に幸多からんことを心よりお祈りいたします。そして、またいつでも遊びに来てください!

ご卒業おめでとうございます!