大学一年生の娘は地方の大学の寮で生活しているのですが、
時々LINE通話で話します。
楽しく忙しくしている時は用だけチャットで言って来ますが、
だいたい娘が何か困った時に「話せるぅ~?」
と言って来ます(笑)
先日は「課題が溜まって、辛い、今日も寝れないし…。もう学校やめたい」
と言い出しました。
おい、おい、どんだけ大変な思いして入ったと思ってるんですか、
あんだけ入りたかった第一希望の学校でしょうが!!
…
(と言いそうになったけど、言わずに)
私 「え~~、そうなんだ、なんでそんな溜まっちゃったの?」
娘 「溜めた私が悪いんだけど、昼間も○○部のイベント見に行ってたし…
でも3つも提出があって…だって、内容も難しくて大変なんだよ」
私 「そうなんだ、難しいんだろうね。お母さんなら全然無理だろうな。
でも、春学期でもう落第した子もいるのに、よくがんばってるじゃん!
すごいと思うよ!」
娘 「うん、そうだけど…」
私 「じゃあさー、何で先生はそんな課題を出してると思う?」
娘 「…」
私 「ここの学生ならできると思ってるから、それにその課題から学んで欲しいからだよね」
娘 「うん…」
私 「じゃあさー、サラサラっと楽々できる課題とか授業ばかりの学校が良かった?」
娘 「ううん…いやだ」
そんな話をしているうちに、ぼそっと娘が
「自分で選んだんだよね…(この大学で学ぶということを)」
と言い出しました。
私 「!!(いいことに気付いたやん!)」
娘 「わかった!課題、がんばる!めっちゃやる気でた!!
良かった、お母さんがコーチで。ありがとう~」
と言って、早々に解決しました。(笑)
特に目標を設定したわけではないですけど、
普段の会話の中でのコーチングです。
ちょっと意図を説明しますと、
『おい、おい、どんだけ大変な思いして入ったと思ってるんですか、
あんだけ入りたかった第一希望の学校でしょうが!!
…
(と言いそうになったけど、言わずに)』
これは、意外と大切なことで、私がすぐに「何言ってんの、どんだけ受験にもお金かけて
入ったと思ってんの、つべこべ言わずにありがたいと思ってがんばりなさい!」
などと言ってしまったら、もう娘は言わないでしょうね。
間違っても励ますつもりで「そんなこと言わないでがんばりなよ!」
なんて言わないでくださいね。
↑これ無意味どころか「わかってもらえない」とがっかりされると思う。
その後も「お母さんに言っても怒られるだけだし…」
と、困ったことがあっても言わなくなると思います。
まず、否定せずに受け止めます。
『私 「え~~、そうなんだ、なんでそんな溜まっちゃったの?」
娘 「溜めた私が悪いんだけど、昼間も○○部のイベント見に行ってたし…
でも3つも提出があって…だって、難しくて大変なんだよ」』
この質問で状況整理します。本人も原因をよくわかっていますね。
『私 「そうなんだ、難しくて大変なんだろうね。お母さんなら全然無理だろうな。
でも、春学期でもう落第した子もいるのに、よくがんばってるじゃん!
すごいと思うよ!」』
ここで、共感しています。そしてがんばっていることを認めて、できていることにフォーカスします。
脳はフォーカスするものを得る、という特徴があるので、出来ていることにフォーカスすると、
その時出来ていなくても、「どうやったらできるか」ということに目を向け、できるための情報を得ようとします。
逆に、出来ない、私には無理、と思っていると、出来ない理由を探すので、出来ない、という結果を得てしまいます。
『私 「じゃあさー、何で先生はそんな課題を出してると思う?」
娘 「…」
私 「ここの学生ならできると思ってるから、それにその課題から学んで欲しいからだよね」
娘 「うん…」
私 「じゃあさー、サラサラっと楽々できる課題とか授業ばかりの学校が良かった?」』
このあたりの質問は、そもそもなぜそんな課題をしているのか、目的は何か?
ということを聞いています。
そしてそもそもなぜその大学で学んでいるのか、という目的を考えさせる質問です。
何かがうまくいかなくて、辛い時というのは、目の前のことで頭がいっぱいになっている
ことが多いので、なぜ、それをしているのか、?という本質、目的を考えると良いですね。
娘はここで、自分がなぜこの大学に入って、こんな大変な勉強をしているのか、
を思い出した、そして、それは自分が望んで選んできたのだ、ということも
思い出しました。
会話にはないですが、ベースとして大事なのは、
「親としての在り方」
です。
私は「いつでも子供達の味方」でいたいと思っています。
甘やかすというわけではなく。
そして、何でも言って欲しいというわけではありませんが、
「どうせお母さんに言ってもわからない」
と思われるような親にはなりたくない、と思います。
世代や育ち、考え方、違うことは多々ありますが、
人はみんなそれぞれ違います、家族でも兄弟、姉妹でも。
違いを否定せずに認めてくれると思っているから話してくれます。
娘が私に全部話しているとは思っていませんが、なんか何でも話したくなるそうです。
まぁ、もちろん素でいる時に言い合いになっちゃったりすることは
ありますけどね。
親子とは言え、いつかは巣立って行くでしょうし、
関係は永遠ではありません。
親としてどう接するのか、どうありたいのか、
改めて考えてみる、見直してみることをお勧めします。
では、あなたは、どんな親でありたいですか?
一言コーチングで取り上げて欲しいお悩みがあれば
下記のメールにお送りください。
このブログ上でできる範囲で取り上げさせていただきます。
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