我が家の「まろん」はちと普通の人とは違う世界で生きていて、
耳はちゃんと聞こえているものの、そこから入る情報は脳には届きにくく、
耳から聞こえる言葉を記憶しておくことが困難です。
そんな彼は、現在簡単な要求語をいくつか習得はしたものの、
それは2歳代から机上の勉強を毎日数時間し苦労して得たものです
普通ならば、楽しくあそんで自然と身につけていける様々な事を
300-400回も毎日長い時間繰り返して教えていかないと身につかない。
時に自由にさせてもらえない事に泣きわめき勉強部屋から逃げることも
あります。彼が毎日楽しく勉強してくれる方法を毎日ずっと考えます。
言葉を理解し、机上のDTTでは ちゃんと言葉を発するのに
実生活の中で、その言葉を使おうとしない。これが今ぶち当たってる壁。
ABAなら時間は膨大にかかるものの言葉を教える事が可能です。
でもそれを使いたいと思える心を育てるという事がものすごく難しい。
今の彼にとっては言葉など使えなくても幸せなのかもしれません。
でもやはりいつかは社会に出て自立しなくてはならないわけで、
彼の中のパラダイスから引きずり出さないといけないのです。
なので最近マンドトレーニング(VB)に多くの時間を割くようにしてます。
そんな「まろん」。コミュニケーションは全くと言っていいほどとれない。
でもなぜだか何処に行っても 「愛されキャラ」で人気があります。
皆が口をそろえ 「笑顔がなんともいえない程愛らしい」と言ってくれる。
まぁね・・・3歳児の体ですが、中身は1歳そこそこの赤ちゃんなので
赤ちゃんのような無垢な笑顔をおしみなくふりまいているわけですし。
私自身、撮影する息子の写真の笑顔は、1歳10カ月の妹の笑顔とは
全く違うと感じます。なので息子の写真を撮るのが大好きなのです。
これは発達障害を持っている子供の特権なのかと思っていました。
しかし先日 発達障害を持つ子供が沢山通っている療育センターで
「沢山の訓練士の間でまろんくんは有名なんですよ」と言われました。
「動きが派手で、すさまじい勢いで動き回る息子は目立つもんなぁ・・」
と少しこっぱずかしい思いになりましたが、実はそれだけではなく
「まろん」の笑顔が皆の中でかなりの印象を与えているようなのです。
その時気がつきました。愛されキャラなのは 体が大きくても中身が
幼いからではなく、彼の笑顔は彼の個性であり特別なものなのだと
思いました。
これは 彼が生きていく上で大きな武器となる事でしょう。
人に愛される笑顔が出来るというのは持って生まれたものだと思う。
(もちろん 普通にどんな子供も笑顔は可愛いし愛されますが)
自立できるように育てなくてはいけないと頑張っていますが、
彼が背負っているものというのは そんな軽いものではありません。
彼はこれから沢山の人の助けを借りて生きていく事になるでしょう。
そんな時に 人から好かれる。助けてあげたいと思われること。
それは凄く大切な事だと感じます。
就学迄の間に、いろんな事を教育していくのは大切ですが、
やはり一番にこの「まろん」の笑顔を守ってあげられる。
そんな育て方をしたいなぁ。 そんな風に思う今日この頃・・・・。
