『1984年』を実現した中国 | 老$の徒然草

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もうじき80歳、ブログはボケ防止の頭の体操
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去年の渋谷のハロウィーンで車をひっくり返した犯人がすぐ見つかった。

ハロウィーンで渋谷に繰り出す人は外国人や普段渋谷に行かない人、

案の定、件の犯人は、渋谷からかなり離れたところに住んでた奴だった。

犯人摘発の決め手は、防犯カメラのリレー捜査。

日本も、今や郊外にも防犯カメラが設置されている。

 

10004748-01町内のごみ箱は、施錠も出来る金属製の密閉型とオープンタイプがある、時々オープンタイプの方で不法投棄がある、

ある時監視カメラを取り付けた。

取り付けたのは、中国製のダミーカメラ、こんなので抑止効果があるかは分からない。

冗談で無線/Bluetoothを飛ばして自宅で監視していると言ったらそれを信じている人が居る、今更本当のことを言えない。

 

やっと、ごみの分別を始めた中国では、ごみ集積場に本物の監視カメラを設置した。

当局の思惑通り、住民のマナーが改善されたらしい。

 

香港のデモで若者が街灯を次々に壊していた。

何故?

街灯に監視カメラが仕組まれているからだ。

 

『1984年』は、ジョージオーウェルの小説、ソ連の未来が描かれているとスターリンが発禁処分にした。

その後ソ連は崩壊、民主化されたとは言えないが今のロシアは一応選挙もある。

一方、中国共産党独裁政権は、この小説を現実のものにした。

更に中国は、この監視システムを海外に売り込み始めた。

 

国連でウィグル族弾圧の議論が始まった。

しかし、中国は意気軒昂、ロシア、パキスタン、ボリビアなど中国に同調する国の方がずっと多いから。

日本でも問題視するのは左の人ではなく右の人。

フランスは神経を尖らせているが、対中貿易優先のドイツは鈍感だ。

チイナマネーに目がくらんでAIIBにいち早く参加したイギリスは、今や原発まで中国に作ってもらう国に落ちぶれた。

ジョンソン首相は、自分ことで精一杯、遠い香港のことなど構っていられない。

 

今、デジタル権威主義の中国型の統治システムが世界に広まっている。

個人の自由や人権を守るという、日本や西側諸国の民主主義が大変な危機にある。