不思議の国イギリス | 老$の徒然草

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もうじき80歳、ブログはボケ防止の頭の体操
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tenor (1)とても纏まらないと思った離脱案がEUと合意、何とか方向性が決まった。

とは言えイギリス議会の承認を得られるかは全く分からない。

 

ラグビーW杯は、イングランド、アイルランド、ウェールズが決勝のベスト8に残った。

初めからイングランド、スコットランド、ウェールズでまとまって出場すればいいのにと思うが、そんなことは絶対にありえないらしい。

ベスト8の残りは南ア、ニュージーラント、オーストラリア、フランス、日本、

彼らからすれば、まぐれ?のフランス、開催国特権?の日本、残りは全部英連邦だからここまでは順当なのだ。

 

イギリスは、日本と同じ島国、しかし地震は全くなく、日本には固有種は一杯あるのにイギリスにはない、人だけでなく動植物も海峡の自由往来があったのか?

 

アイルランド共和国を含めても日本より人口が少ない、たぶん面積だって同じぐらい、なのに王様が違う、宗教が違う、歴史や文化が違うと言う、

いろいろ理由があっても、日本人から見れば同じ白人のキリスト教国、みんな英語を喋るのに、不思議なことにまだスコットランドの独立やらアイルランドの南北統一などがくすぶりつづけている。

 

武田製薬が大枚7兆円の巨費を投じてアイルランドの製薬会社・シャイヤーを買収した。

これ、日本企業による過去最大のM&A。

アイルランドにそんな大きな製薬会社があったのが不思議、でも今のアイルランドは、景気が良く、ヨーロッパではルクセンブルグと並ぶ最も裕福な国らしい。

 

ソフトバンクが3兆円出してイギリス東部ケンブリッジにあるアーム社を買収した。

アーム社は、スマホの半導体設計会社で、ここで全世界のスマホメーカーの設計をやっているらしい、そんなIT企業がイギリスにあったなんて・・

 

日立はイギリスの高速鉄道を請け負う傍ら、原発事業からは手を引いた、それでも3000憶円がパー、その後を中国が引き継いだ、

日本ならともかく原発建設を中国に任せたのが不思議、

イギリスは、世界で初めて原子力の商用発電を成功させた国なのに。

鉄道だって同じだ。

 

20120726205949日本のビデオを最初に使いだした国はイギリス、重電の日立は利益の殆どをビデオで稼いでいた時代がある。

日立の若いセールスマンが電車を売り込みに行ったらビデオ屋が何しに来たと、

驚いたことにイギリスは、電気が来ていないところが一杯あるらしい、そこで日立が電気でもディーゼルでも走れるものを作りますと提案、それが決め手になった。

 

日本企業凡そ1000社がイギリスに進出、14万人の雇用を担っている。

逆に言えば、イギリスは外資をうまく使っている。

日本に持ち帰る金が幾らもなくてもイギリス人に認めてもらうために現地の日本人は必死で働いていると思う。

 

いろいろあってもロンドンの金融街が頑張っているのか、イギリスは日本より活力がある。

そのロンドンは、確か世界の都市番付では1位、海外から多くの観光客を集めている。

 

オックスフォード大とケンブリッジ大、日本の大学のランクが年々低下するのに老舗の両校は何故か色あせない、

800年の伝統と英語力?

よく分からない。

 

日本人にお馴染みと言えば、私も好きなロック、バラ、ダイソン、バーバリーのコートにツィードの上着、

 

イギリスが本当にEUから離脱すれば、日本のTPPに参加してくると思う、

そうなれば不思議の国イギリスが近くなる。

 

黄昏のロンドンから  1980年 木村治美

イギリスはおいしい  1995年 林 望

はベストセラーになり今は文庫で読める。

今、『不思議の国イギリス』を書けば売れるかもしれない。