数年前からテレビの日本礼賛番組が増えてきた。
日本の商品を海外で試したり、宮大工が海外でリフォーム工事をやったりとヤラセに近い番組作りをしている。
海外紀行番組が多かったBSも、今や海外より国内旅行。
何故こんなことになったのか、
経済や技術革新の低迷で日本人が自信喪失、
その反動で“日本が一番”を求めるようになったのだろう。
このへんで目を覚まそう。
学ぶべきものは、
海外の大学、研究機関、先進的な街づくりに取り組んでいる都市、
第一次産業ではノルウェーの水産業、オランダのハイテク農業、ベルギーの畜産業、
ものづくりは、アメリカ・シリコンバレー、中国・深圳、ドイツやスイスなどの医薬、機械製造業、IT先進国エストニア、そしてロンドン/パリ/NYサブカル事情、etc
中国は、足りないものが多いから良くも悪くも貪欲、日本と違ってリープフロッグ現象が起きている。
せめて、大学生は、英語で中国の学生と対等にディベート出来る語学力を身につけてほしい。
ドキュメンタリー映画作家・マイケル・ムーアは、アメリカのかかえる課題解決の解をいつも海外に求めている。
彼のメッセージは明快、世界の人々が互いの国から学ぶべき。
映画『世界侵略のススメ』の最初に出てくる国はイタリア、
1日8時間以上は働かず、皆がたっぷり休暇を取る、
縫製工場やオートバイメーカーのドォカ
ティーでは、家に帰って昼食を食べる習
慣にマイケルムーアも吃驚。