対韓輸出規制の誤解  | 老$の徒然草

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もうじき80歳、ブログはボケ防止の頭の体操
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徴用工問題の対抗措置としてNET上にはかなり前からフッ化水素の禁輸案が出ていた。

日本は尖閣の時の中国がレアースを止めたような強硬策はとれない、

で、今のマイルドな規制と韓国のホワイト国除外になった。

ところが、これを受けた韓国は、日本による経済報復と激高、国を挙げての狂騒狂乱発狂状態になっている。

 

台湾に世界最大の半導体製造請負会社(ファンドリーという)TSMC台湾積体電路製造という会社がある、主力工場は台湾にあるが中国本土にも工場を構えている。

フッ化水素を作っている会社の営業マンF君は、韓国のサムスン、SKハイ二クス、台湾のTSMCへの輸出手続きに経産省に日参している。

F君は三流の私大出身者、相手は横柄なノンキャリの小役人、でも同じ日本人、仕事と割り切ってルーティンワークをこなしている。

今回の措置でF君はあわてない、サムスンやSKハイ二クスの手続をTSMCと同じにすればいいだけだから。

経産省の狭いむさくるしい部屋に技術者は絶対に行かない、何か特別なレクチュアでも依頼されれば一杯飲ませるからと技術者を引っ張り出して説明に及ぶ。

役人が同席していなくても堂々と接待伝票がきれるし、いつもの仲間内のイカサマ接待よりワンランク上の店に行ける。

 

F君は、直属上司と社長と一緒にソウルの購買担当役員を訪問、かくかくしかじかと実質従前と変わらないことを説明、上司と社長が今後ともよろしくと頭を下げて会談終了。

ソウルには泊まらず、久しぶりの銀座の夜、F君は上司と社長から豪勢な接待攻勢、めだたしめでたし。

 

F君の会社は、超巨大半導体メーカ―のしがないベンダー、小さな会社だが技術陣は頑張っている。

F君には、今の騒動より、日本の半導体メーカーが完膚なきまでに韓国半導体メーカーに打ちのめされたことの方が悔しくてならない。

日本の敗因は、韓国の資本・人材の一点集中作戦、韓国は日本より上手だった。