新宿御苑は、江戸時代に信濃高遠藩内藤家の下屋敷があったところ。
明治から戦前は、宮内庁の所管、皇室専用のゴルフ場もあったという。
現在は、環境省の公園だが、一朝ことあらば、入間から 地対空誘導弾(PACⅢ)を搭載したトラックが急行、帝都を守ることになっている。
フランス式整形庭園にあるバラ花壇のガイドウォークに参加した。
80余名のボランティアが植栽管理を行っている。
全員が東京農大の園芸コースを履修、『グリーンアカデミーのバラ班』と名乗っている。
花壇の夫々のバラについて、由来や系統/品種を説明してもらった。
ナチスがフランスに侵攻、パリが陥落、いよいよリヨンに迫ってくる、
作出された新品種を戦火から守るためにアメリカに疎開させた。
戦後、そのバラが「ピース」と名付けられた。
3年に一度世界バラ会連合は、「世界の多くの人に愛され、バラの発展に貢献した」品種を選定して『栄誉の殿堂(WFRS Rose Hall of Fame)入りのバラ』の表彰が行われている。
この第一回目、1976年に最初に取り上げられたのがこの「ピース」だった。
今年は、急に暑くなったので咲き切ってしまったバラもある。
その一つが、このプレイボーイ。
新宿のプレイボーイは、プレイガールと比べると元気がないそうだ。
理由は、よく分らないらしい。
バラの世界も女性優位?
バラ園には殿堂入りしたバラ14種、全部ある。
植えられているバラを国別で順位を付ければ、イギリス、ドイツ、アメリカ、フランスの順。
イギリスとドイツは、ほぼ同じぐらい。
日本は、バラを育てるのには暑すぎるらしい。
一方、バラを増やす時に使う台木は、日本のノイバラ(野茨)が使われる、
そう、日本のバラは縁の下の力持ち。
1月:バラの周囲の土の表層と深層を入れ替える天地返し、
2月:膝下くらいの位置で切り詰める、
5月:一番花の下にある5枚葉の位置でカット、再び夏に開花させ、その後もう一度秋に咲かせる、
作業は、休園日の月曜日に行う。
女性は、ボランティアの説明を聞きながらメモを取るが、
男は、バラの名前を聞いてもその場で忘れてしまう。
バラの写真を一杯撮ってきたが、やはり全く名前を想いだせない。
分るのは、花の色
黄色いバラ、赤いバラ、ピンクのバラ、白いバラ、・・・
これでは、幼稚園の子供と変わらない。
にほんブログ村

