実家の片づけ問題 | 老$の徒然草

老$の徒然草

老$の徒然草 
もうじき80歳、ブログはボケ防止の頭の体操
This blog is essays in idleness by Oidoru and a trivia expert monologue.      

2014年8月23日号このところ、読売新聞は、『親の家の片づけ』というタイトルのシリーズを連載。
電車の中吊り広告に、『実家の片づけ』を見つけた。
経済誌もアベノミクスよりも実家の片づけなのか?
どうやら、親が生きている50,60代は、実家の片づけが大きな悩みらしい。
特に、親が遠くにいる場合、なおさら大変。
放置された実家は空き家として地域にも迷惑。
個人も社会も、実家問題に向き合わざるを得ない。
私は、既に両親が亡くなっているが、子供にとっては、いずれ同じ問題をかかえる。
困った親にならないために考えてみた。

日本人のライフスタイル

家にある物を、国際比較することは簡単に出来ないが、調べてみたら日本が多かったと言う、もう20年以上前の話。
その理由は、和洋中の食習慣のために道具や食器類が多い。
四季があるために衣類が多い。
女性の場合、春物秋物を別に持てば増える。
欧米の家より日本の家の方が小さいから、単位面積当たりの物の量の差は更に大きい。

親世代の特徴

親世代は、家財も家も0から獲得したから、もったいない精神が強く、捨てられない。
使えるものは捨てられない、掃除機なんて1台でいいのに、2台、3台もあったりする。
まだ和ダンスを持っている人も多いが、その中身は娘だって見向きもしない。
子供から家の片づけを指摘されると、素直になれず、いつまで経っても未解決のまま。

普遍的な問題

ある調査によると、片づけが不得意な人が二人に一人
更に、その中の半分は、何とかしたい派と気にならない派に分かれる。
何とかしたい派は、時代が変わっても永遠に存在する、その人達のために、問題解決のハウツー本や関連セミナがある。
片づけ
で子供を悩ます親世帯候補は、常に30~40%ぐらい存在する。

私自身について

私は、会社に行かなくなった日に背広やネクタイは、全部捨てたし、本も2度読まないから年に何回か一番下の弟に持って行ってもらった。
だから、余計なものはあまりないはずだ。
あの世に持って行けるものは、何もない。
それどころか、あの世は、死んだ瞬間に消えてしまう。
その直前に持っているものは、思い出と記憶だけ。
それも死んだらなくなる。

親が死んだら子供はいろんなことをやらなければならない、それも、やっとことがないことばかり。
例えば、パソコンだって光ケーブルを引っこ抜いて終わりという訳に行かない。

・プロバイダとの契約解除
・セキュリティーソフト、年間9000円ぐらい自動引き落としになっているので、
 その解約。
・アメブロ 画像容量を増やしたので、毎月194円自動引き落とし、これの解約。
・光回線用モデムの返却?

いつか、自分でやるつもりだが、万が一の場合、子供が出来るようにメモを作っておかないと子供が困っちゃう。

子供にお金を一杯残せるなら、いい加減でもかまわない。
そんなこと出来ないから
親が死んで、子供が

   せいせい、

   ほっとする、

こうなるためには、
親の片づけ問題は、親が子どもの立場たって考えたら、簡単に出来る。

終活とは、自分が生きた痕跡を自分で消すことでもある。
最近、これを『0死』というらしい。
だから、子供が困るような余計な物を残すなんてとんでもない。
自分ではどうしょうもない死体、世間では遺体というが、これだって子供にとっては迷惑極まりない。
0を目指しても、死んだら、消えて昇天という訳にはいかない。


にほんブログ村 シニア日記ブログ 70歳代へ
にほんブログ村