東京・小平市のルネこだいらで500円のランチタイムコンサート。12時から丁度1時間、1200席のホールは満員、。
50年以上前、新宿歌舞伎町の地球会館、ACBでアルゼンチンタンゴをよく聴いた。
バンドネオンの音色が好きだった。
神保町にあったタンゴ喫茶・ミロンガもなくなり、今は気軽にタンゴを聴けるところはない。
今日は、久しぶりの生演奏、エルチョクロ、ラ・クンパルシータ、リベルタンゴ、・・・・そして最後の演奏曲が、ブエノスアイレスの冬。
ピアノ、バイオリン、バンドネオンだけの小編成、それにダンサー二人、バンドネオン奏者が女性だったのが意外。
蛇腹楽器・バンドネオンは、ドイツでパイプオルガンの代用として使われていたが、アルゼンチンタンゴの演奏に不可欠な楽器となった。
一昨日、アルゼンチンは、ドイツに負けた。メッシは、マラドーナになれなかった。
MVPに選ばれたが、本人は浮かぬ顔。
そして、今、アルゼンチンは再度のデフォルトの危機にある。
実は、日本は2度アルゼンチンに助けられている。
日露戦争直前、アルゼンチンがイタリアの造船所に注文していた二隻の軍艦を日本に譲ってくれた。
日本にとっては、この軍艦なかりせばと言うぐらいの虎の子。
アルゼンチンは、親日国だったから、アメリカにせっつかれても日本に宣戦布告しなかった。
第二次大戦後、アルゼンチンの大統領夫人エヴァ・ペロン/EVITAは、すぐ日本に援助物資を送ってくれた。当時のアルゼンチンは、GDP世界9位、日本は、毎日さつまいもとすいとん、彼の地は３食ビフテキ、アルゼンチンタンゴの全盛期でもあった。
日本最初の地下鉄・銀座線は、ヨーロッパのパリと呼ばれていたブエノスアイレスの地下鉄の規格を採用した。
アルゼンチンがデフォルトに陥って、車両の更新もままならない、で、日本から古い車両を譲渡、今でも丸ノ内線の赤い車両が走っている。
そのブエノスアイレスの地下鉄、駅に停車する前にドアが開くらしい。
車掌が携帯で話している反対側の車線に丸ノ内線の赤い車両が見える。
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