年と伴にミーハー精神が鈍化してきた。
六本木ヒルズなどがオープンした時は、すぐ出かけたが、最近は、少し時間が経ってから出かけることが多くなった。
虎の門は、交差点のところに文科省と財務省があり、霞が関の官庁街の外れになる。
付近には沢山の雑居ビルがあり、役所と関係がありそうないろいろな団体が事務所を構えている。
そんな虎の門も都内のオフィス需要を満たすために森ビルなどが次々に新しいビルを建てている。
その一つが、最近開業した虎の門ヒルズ、飲食店、ホテルなどを併設した複合ビルで東京で2番目に高いビル、マスコットがドラエモンならぬトラエモン。この近くの道路が今は全くイメージがわかないが、東京オリンピックの年までに、パリのシャンゼリゼ通りみたいになるんだとか。
このビルの隣に愛宕神社があり、更に上に続く坂があった。もしや、ここがひょっとしてと思いながら登って行った。
かなりきつい勾配、まだなんていうことはないが、5年後だったら登れないのではないかと思いながら登って行った。
やっぱり、あった!!
今は、博物館になっていた。都内にある唯一の山がこの愛宕山、丁度90年前この山のてっぺんからNHKがラジオの電波を飛ばした場所。
その時のアメリカGE製の送信機が置いてあった。
1935年ブリュッセルの万博に出品した当時の日本が誇る三大発明が、
①豊田自動織機/豊田市
②高柳式白黒テレビ/浜松高等工業学校(現静岡大学)
③極超短波の八木アンテナ/東北帝国大学
この中の②と③の実物がこの博物館に展示されていて、復元されたテレビはちゃんと映っている。
①は、その後のトヨタ自動車になり、②と③は、現在の日本の家電メーカーに継承されている。
私が生まれた1940年は、幻に終わった東京オリンピックの年、何と何とNHKは、オリンピックのテレビ中継を計画していたらしい。
我々の日常になっているテレビ放送、テレビカメラから受信機まで全て国産というのは、日本だけ、東京スカイツリーの地上波デジタルテレビの送信機はNEC。
渋谷のNHK放送センターは、8kのスーパーハイビジョンとかメガネなしの立体テレビなど、将来のテレビ技術をアピールしているが、愛宕山の博物館は、戦前のラジオ放送の歴史が分かる貴重な施設。
虎の門ヒルズは、どこにでもある複合商業施設だが、この放送博物館は一見の価値がある。
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