60年前の街頭テレビは、小さな白黒テレビに黒山の人だかり。
今は、街頭テレビと言わず、パブリックビューイング、見るものは昔プロレス、今サッカー。
もう一つの違いは、昔はまだ家庭にはテレビがなかった、今はテレビがあっても、大画面でみんなでスポーツを応援するためにおしかける。
たまたま、午後にコンサートに行く予定があったので、都心でテレビ観戦するつもりで、9時前に家を出た。
丸ビルにあるSONY 4Kテレビのパブリックビューイングを見るつもりだったが、既に定員一杯で中に入れてもらえない。遠くから見た100インチ超の4Kテレビは、私の目が悪いのか、ぼやけて見えた。
鞄の中に使っていない携帯があることを思いだし、丸の内仲通りのベンチでワンセグを見ようとしたが、暫く使っていなかったのですぐテレビが映らない。
丸ビルの外でガラス越しにテレビを見ていた人達から歓声の声。
本田の先制点だった。
有楽町のビッグカメラに移動した。
ここも黒山の人だかり。
前半終了と同時に見ていた人が皆拍手。
後半戦は、ガード下のドトールに入ってワンセグで観戦。
周りに居る人は、サッカーなんて無関心なのか、スマホをいじっているけど、テレビを見ていない。
立て続けに2点取られて負けた。
勝ったら、すぐ渋谷のスクランブル交差点に駆けつけて、若者にまぎれこんで勝利を祝いたかったし、生DJポリスの声をきいてみたかったがかなわなかった。
この写真は、お茶の水の東京医科歯科大学病院。この学校、昔風に言えば国立大学、それも超難関の。
何と香川と本田の写真が窓に貼ってあった。
大学がスポーツドクターを派遣しているのか、日本サッカー協会が近くにあるから協力したのか、ただの広告宣伝の日銭稼ぎなのか理由は分からない。
入院している患者さんもテレビを見ていただろう。
これで退院が遅れるかもしれない。
神保町は学生の街、日曜日なのに青いジャージを着た若者たちが、さえない顔して歩いていた。ビルの壁にキャプテン翼のポスターが貼ってあった。
上野の森で『キャプテン翼展』開催の案内広告。
昨日のテレビに、この作者が出ていた。
キャプテン翼の世界に日本代表が追いついてきたとか言っていた。
今日の結果は、サッカー少年もがっかりだ。
神保町の裏通りに、仕事をさぼっているサラリーマンや授業をさぼっている学生がおしかける、さぼうるという有名な喫茶店がある。その斜め前にミロンガと言う喫茶店がある、いやあったが取り壊されていた。
ボリビアの音楽を聞く前にアルゼンチンの音楽を聴こうと思ったのだ。
ミロンガは、もうここしかないタンゴを聴かせる店だった。
今日のGoogleのロゴは、父の日。私には、ひげをはやしたGoogle師が、今日の惨敗を笑っているように見える。
なでしこのキャプテン・宮間あやは、サッカーは失敗のスポーツと喝破している、野郎どもと哲学が違う。
そして彼女たちは、いつも謙虚で控えめ。
一方、ザックジャパンの海外組の本田、長友、香川は、簡単に優勝を口にしてきた。
そのせいで、読売は、朝刊一面で〝本田の強気、チームを変えた〟と書いていた。
これが、世界ランク3位のなでしこと、45位のザックジャパンの差だ。
日本とコートジボワールの年俸は、2倍から3倍ぐらい違う、勿論コートジボワールの方が上。
日本のサッカーファンは、やさしい、仮に全敗しても、よくやったと健闘をたたえる、私なら成田で生卵じゃまずいけど、ゆで卵をぶつけてやる。
大体、夢を力に変えようなんてスローガンがおかしい。
子供じゃない、プロなんだから、力を夢に変えようだろう。
私ならJリーグ選抜で真のナショナルチームを作る、年俸は所属チームの年俸に一律に加算して、1年間ぐらいは固定する。
国内、海外で親善試合を組んで転戦させる。
野球は、スタンドアローン型（孤立型）、凄いピッチャーと、強打者を3人くらい集めればいい。
しかし、サッカーは、システム、連携プレー、海外で大して活躍していない選手を集めても連携なんて取れっこない。
言葉の通じない、外国人監督もナンセンス、明治時代じゃないんだから。
以上、老い先短い、じじいの歯ぎしりでした。
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