私が中学校から大学に行ってた昭和30年代以降、日本経済の高度成長期に、地方の農山漁村地域から都市部に向けて、若者を中心に大規模な人口移動が起こった。
この時、農業従事者が減少していった。
今、中国は、内陸最大の都市・重慶では、1000万人の農民を“都市民”に変えようという計画が進められている。
これは、都市と農村の格差を解消しようと地方政府が農民のための高層マンションを次々に建設している。
このマンションを『安置房』というが、完成すれば無料で農民に与えられる。
ところが、地方政府によっては、この開発をあまりにも強引に進めた結果、完成したものの人の住まないゴーストタウンが生まれたりしている。
この資金を捻出するために理財商品と称するまるでサブプライムローンまがいの金融商品を発行したが、これが焦げ付きだした。
一方の日本では、空き家が深刻な問題になっている。2008年調査では空き家の総数は757万戸で、空き家率は13・1%に達しており、もう15%ぐらいに達しているかもしれない。
詳しい、いきさつは知らないが、ここ所沢が、全国に先駆けて〝空き家条例〟を制定した。
日本の最大のミスは、人口予測を見誤ったことだろう。
これを間違えなかったら、我々の街や住宅は随分変わっていたはず。
グローバル化の影響は、中国のような工業化に遅れた国に最も激震を与え、光と影をもたらした。
イタリアに行ったことはないが、よくBSのテレビ番組/小さな村の物語・イタリアを見る。
そのイタリア、日本、中国と比較してみよう。
地産地消が根付いたイタリアは、グローバル化の影響を受けず、日本などより豊かな生活、そして何と言っても昔ながらの人情あふれた地域社会が保たれている。
日本は、農村部の高齢化、過疎化が進み、限界集落が増え、耕作放棄地も増え続けている一方で農地の集約が進まない。
中国は、水や土壌の汚染が進んで農地としての敵地が減少、今、アメリカからの米、たまねぎ、小麦の輸入が増えている。
現在の中国は鉄鋼生産も過剰になっている。
共産主義お得意の計画経済と資本主義の自由経済の両方いっぺんに推し進めている、これが果たしてうまくいくか。
工業化について言えば、他国に依存しない、コピー商品ではない工業製品を生み出せるか。
中国と比べれば、工業化がずっと進んでいる日本でも、競争力のある商品を作ることに苦しんでいる。
このへんを中国が簡単に乗り越えられるとも思えない。
しかし、中国経済発展が鈍化すれば、日本も困る、だから何とかうまくいってほしいものだ。
官主導の積極的な投資で世界経済を牽引してきた中国経済が鈍化、アメリカ経済は、オバマケアを巡って混乱が続いている。
そして、日本は、少子高齢化の歯止めがかからない。
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