アナログ技術は、簡単に真似られない。
スイスの時計がその典型だ。
時計産業で、世界を二分する日本とスイス、日本は、クウォーツ式、電波時計、多機能化などの新技術で勝負、一方、スイスは昔ながらの機械式時計の生産で他国を寄せ付けず過去にない売れ行きだという。(輸出額2兆円超、最高級の時計職人の年収は1億円)
デジタル商品は、コモディティー化すれば、たとえ先行していても後発組にキャッチアップされ、やがて後塵を拝するようになる。
パソコン、半導体、液晶テレビなどがその実例。
〝小さな巨人スイスに学べ〟と、テレビ東京が〝未来世紀ジパング〟でスイスの産業政策を取り上げていた。
毎年、発表される世界の競争力ランキングでスイスはいつも1位。
それを発表しているところがスイス・ダボスにある機関だから、客観性を疑っていたが、一人あたりの所得が日本よりはるか上となれば気にもなる。
Wikiによれば、スイス経済の概況は、
〝富裕層も非常に多く、9.5%の世帯が金融資産で100万ドル以上を保有しているとされる。主な産業として、金融業(銀行、保険)、観光業、精密機械工業(時計、光学器械)、化学薬品工業が挙げられる。〟
テレビで紹介されたものは、以下の通り。
スイスの自然は、自然のままではないということ。アルプスの牧歌的風景も実は、スイスの国家戦略。
牛を放牧している理由は、牛が雑草を食べてくれるので牧草地の見た目が綺麗、こうした農家に補助金を出している。
日本人にも人気の登山鉄道のガイド、何とアルプスの少女ハイジの声優を使っている。
ある村では、村の町工場で作っている電気自動車だけしか走れない。
ハンドメイドだから1台1500万円もするが、決して日産のリーフなどを走らせない。
都市の景観条例は厳しく、窓辺に飾る花の種類まで指定されている。
日本とスイスは、国土が狭い、資源がない、時間を守る、ものづくりが得意、など、共通点が多い。
番組最後の提言は、日本は、2020年までに国際競争力1位を目指せと。1位を目指せは提言とは言わないのでは?
じゃあ、どうしたらいい?
黙っていてもオリンピック関連施設の建設と東北の復興事業は、進むだろうが、それは、あまり競争力とは関係ない。
なかなか名案が浮かばない、
じじいの私には、所詮無理な話。
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