世界陸上が終わった。
世界陸上も世界水泳と同じように日本は、結果は不振。
結局、メダルを手にしたのは、初日に行われた女子マラソンの福士加代子だけ。
初日にメダルが取れたから幸先が良いかもと思われたが、期待されたハンマー投げの室伏も、100m、100m×4のリレー、男子マラソンもメダルには程遠かった。
陸上競技、特にトラック競技は、長距離から短距離まで、アフリカとカリブ諸国、そしてそこの出身者が多い欧米諸国が活躍する。
どうも、もともと備わっている身体能力の差なのか、日本などのアジア勢は、振るわない。
野球は、思い切り振ったらホームラン、サッカーは、こぼれ球を押し込んでゴールというハプニングがある。
しかし、陸上競技は、このようなハプニングは、ありえない。
仮に、記録が伸びるとしても少しずつだし、その頂点を維持するのも大変である。
陸上競技は、あまり格好よくないし、精神的には、ストイックなものが求めれる。
陸上で食えるわけじゃないし、現役引退後に余得があるわけじゃない。
曽野綾子の“太郎物語”の主人公・太郎は、クラブ活動で陸上をやっている。
地味な陸上競技に黙々と打ち込む主人公は、恋愛には奥手だが、頼もしい青年に育っていく。
親とすれば、こんな子供に育ってくれたらいいなあと思わせる。
三浦朱門と曽野綾子の実の息子も、太郎である。
というか、太郎物語のモデルが実の息子なのだ。
彼は、南山大学で文化人類学を専攻、中部大学の教授になった。
好きな道に進んで学者になったのだから親としては嬉しい、親ばかといわれても小説のモデルにしたのだろう。
太郎物語は、クラブ活動に陸上競技を選んだのがとても意味がある。
曽野綾子は、嫌いだが息子の方は何となく好感が持てる。
太郎という名前は、何屋になってもいい名前だからと生まれた長男の名前を太郎にしたと、本の冒頭に書いてあった。
私もそれを真似た、我が方の太郎は、陸上なんか見向きもせず、そればかりか目いっぱいハラハラドキドキさせてくれた。
陸上競技は、それをやり続けるパーソナリテイーをもっていなければ取り組めないスポーツである。
お金はかからないが、生半可に出来るスポーツではない。
新潮文庫を途中で投げつけた人の
太郎物語の読書感想文
陸上競技の選手=好青年と解した小生としては、困り果てた。
でも、この方も親に嫌悪感を抱いたのであって、その子供ではなさそう。
2年後の世界陸上は、北京。
日本の選手が殆ど決勝進出を果たせないのに、テレビの実況中継含めた主要スポンサーは、日本企業である。
世界陸上という世界的なイベントを宣伝媒体に使っている。
♪♪炎のランナー、テーマ曲(ヴァンゲリス)
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