巨額の建設費や、世界中から研究者の参加を見込める保証がないなど課題が多く、数年かけて調査した後に判断すべきだとした。
6月にあった講演会の熱気を知っているだけに、長年日本に誘致したいと運動を繰り広げてきた学者達や自治体関係者の落胆ぶりが想像出来る。
岩手県平泉に、国際学術都市が出現すれば、もう一つ形を変えた浄土の誕生かと思ったりしたが、同じ学者仲間から冷や水をかけられた。
・巨額な予算支出
・期待される成果が疑問
という二つのハードル以外にも、海外から研究者の参加などにも疑問符がついちゃどうしようもない。
それでも、日本以外に名乗りを上げる国はない。
平泉世界遺産・中尊寺金堂は、藤原氏の財力の賜物、具体的には豊富な砂金といわれる。
ところが、その採取地が今もって分からない。
ウラジオストックいやアラスカから運ばれたという珍説もある。
平泉は、平安末期、京都に並ぶ10万都市だった。
しかし、現在は1万人に満たない町、そこに忽然と国際学術都市が誕生すると東北岩手の子供から大人までが夢を見ていた。
夏草や 兵どもが 夢の跡 と言われたが世界遺産に指定された。
そして、次なる夢が芽生えていた。
近くの胆沢ダムは、2500億円の大型公共工事、一人の政治家の運命を狂わせた。
リニアコライダも大型公共事業ではないかと揶揄されている。

何にもないが、それがかえって浄土を想起させる毛越寺の庭園を想いだす。
今は、観光地だが、昔は本当に何もなかった、何もなかったから想像力をかきたてられた。
過去ログ

東北国際リニア・コライダー