もうバラの季節も終盤だ。
近所でまだバラが咲いているところを撮って来た。
一般的にバラを植えている庭は、緑の芝生があってその周りにバラを植えているところが多い。
バラの花の色と芝生の緑がマッチする、そしてバラは沢山の肥料を施したり、剪定するためにも周りにスペースも必要だからだろう。
しかし、つる性のランブラーローズを建物や塀にうまく這わせることが出来れば、広いスペースは要らないし、その景観はなかなか見ごたえがある。
これを実現するためには、それに適したバラを選ぶ必要がある。
我が家の場合、その可能性があったレオナルド・ダ・ヴィンチを他のバラと同じように強く切り詰めてしまった。
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他の花や生垣よりずっと豪華に見える。
難点があるとすれば、バラの花が咲いているときはいいが、そうでないときは、一寸寂しいかもしれないが、狭小地の有効活用の好例。
殆どスペースを要らないからグッドアイデアだ。
このおうちの入り口は、バラを這わすための壁面が設えてある。
壁面を大工さんが作り、専門の業者がバラを植えたのかもしれない。
新築の建物と一緒の造作、素人の日曜大工の手わざではなさそう。
こちらの御宅も入り口にバラを植えている。
幅10数センチしかないが、見事に高さを利用している。
ところで何ていうバラだろう。みんな白い花、きっと同じバラだろう。
我が家には相性が悪かったアイスバーグかな。
調べてみるとアイスバーグは、“初心者でも安心のバラ 鉢植え向きのバラ 地植え向きのバラ、 トゲの少ないバラ”だという、私は初心者以前ってことか。
以下に、ガイドブックからコピー。
こちらはパリから北西へ110km。
ピカルディー(Picardie)地方、オワーズ(Oise)県にあるジェルブロワ(Gerberoy)という人口たった100人の小さな小さな村。
この村のみどころは、村中の家や建物が全てバラで飾られ、別名「バラの村」と呼ばれている。
村の歴史は、村の周囲に要塞が建てられた922年さかのぼり、その後11世紀から15世紀にかけての宗教戦争などで、幾度も破壊と奪略を繰り返しながら、石造りや木組みの家々の修復を重ねて現在に至っている。
ちょうどバラが最盛期を迎える6月のジェルブロワ。
家の扉、壁、庭、、、バラと花が咲き誇り、まさに別名「バラの村」そのもの!
また新印象派の画家、アンリ・ル・ジダネル(Henri Le Sidaner1862-1939)はジェルブロワに居を構え、この土地や花のある村の風景を描いた。









