世界水紀行▽イギリス▽テムズの流れをたどって ロンドンからオックスフォードへ川と運河に彩られたロンドンから文化薫るオックスフォードへ。美しき中世の学園都市オックスフォードでは世界的な物語を生みました。歴史感じるイギリスの古都を旅します。 2013.1.30 放映 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
イギリスは寒冷地で植物が少なかったから、外国の花や樹木が憧れだった。
そのために世界中から植物を集めた。よく言われたようにプラントハンターが活躍した。
王室、貴族が中心になってガーデニング熱が高まり、それが一般庶民にまで広まった。
大きなガラスの温室を備えたキューガーデンも王立、チャールズ王子が係る園芸用具も売られている。
俺もバラをやってみて、イギリスのガーデニング事情を知った。ここでは書かないが、彼我の差にいやになった。
癪だから12000円のHawsのジョーロを買った。ウィッチフォードの鉢で気に入ったものがあったが、何と7万円、こんなの誰が買う。
イギリスは不思議な国だ。
山がなく平地ばかりで地震が全くない。日本と同じ島国なのに動植物の固有種がゼロ。
海外からの投資も活発、日本からは自動車メーカーが進出、日立が列車を走らせ、電力会社まで買って、そこに原発を2基作る。
この電力会社もドイツの会社のものだった、ドイツが原発を止めるので日立に売却した。
日本で売っているイギリス製品といえばダイソンの掃除機だけ、イギリス国内で作られているハイテク製品はロールスロイスのジェットエンジンぐらいしか思い浮かばない。
アメリカを真似て金融に力を入れたが、そんなに儲けているのだろうか。
最近は、ヨーロッパ大陸の経済危機の巻き添えにあっちゃかなわないとEUからの離脱論も、これには独仏が困惑している。
“黄昏のロンドン”が書かれてからずいぶん経つ、ずっと斜陽と言われながらもイギリスはしたたかに生き抜いている。
たぶん、過去の遺産が大きいからだろうが、まだまだ日本よりもはるかに豊かな国。
日本でガーデニングや運河を巡るナローボートの旅が知られる前に、よくイギリスに行く奴がいた。
車もロータスに乗っていた。
恥ずかしいから真っ黒なサングラスをかけなくちゃいけない、真冬に乗ればフリーズ、万が一ぶつかったらそのまま昇天だ。
それでもこういう車がいいという人が結構いる。
音と匂いがいいんだって、勝手にしろ。
