ロンドンの犬通り | 老$の徒然草

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 ヨーロッパ路地裏紀行 「イギリス ロンドン バーモンジー通り」
 イギリスの首都・ロンドン。かつてはテムズ川の船貿易で下ろされた荷物が置かれた南ロンドンを走るバーモンジー通り。おしゃれな店やアーティストが集まり、ロンドンでは珍しく、どこの店でも犬を連れて買い物ができる、犬通りとしても知られている。
 今回登場する人は、ジェームズ・バティソン(空間デザイナー)とリズ・ディロンさん(雑貨店)。
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 この番組のイントロとエンディングは、10ccの♪I'm Not in Loveをバックに、“化粧をした表通りに、真実はない 人生のすべては、路地裏にある”と斉藤由紀のナレーションが印象的だ。

 30年以上前に「黄昏のロンドンから」というエッセイがベストセラーになった。それ以来、老弗は、イギリスは、黄昏行く老いた国という印象を拭えない。

 最近、イギリスの自動車が輸入国から輸出国に転じた。しかし、その内実は、ジャガーやロールスロイスなどの復活もあるが、自動車生産の半分の生産を支えているのは、日系自動車メーカーだという。
 鉄道発祥の地なのに、日立からまるまる列車を買う。その日立は、イギリスの電力会社を買収して、原発も新設する。
 イギリスは、実に巧妙に、衰退した産業をしたたかに外資で支えている。

 今日のテレビで紹介されたバーモンジー通りは、犬連れ歓迎をアピール、それで町興しに成功した。雑貨店の店主は、オリジナルなものを扱うばかりではなく、自らがセラピストであることを生かして、店内でヨガ教室を開く。
 もう一人の空間デザイナー氏は、打ち捨てられた場所をイベントスペースに変身させて、集客に成功した。

 ロンドンは、クリエイティブな個人が、黄昏行く国を別な次元に押し上げている。
 
*黄昏のロンドンから
 1976年、木村治美著。
 イギリスの歴史に関する知識をタテ糸とし、著者の感性をヨコ糸として、主婦の立場から英国を語りつつ、日本社会の批判にもなっている文明批評ふうエッセイ。大宅賞受賞作。ペタしてね