友達と イースター礼拝 | 膵臓癌と涙と希望

膵臓癌と涙と希望

2016年10月
膵臓がん告知
ステージ1a
膵頭十二指腸切除術
2018年10月
膵尾部に新たな腫瘍確認
2018年12月
膵尾部脾臓摘出術
2019年10月
腹膜播種と局所再発
抗がん剤治療
2020年6月
腹膜播種の病変が増大
抗がん剤治療終了

子供の頃 我が家には 家がふたつありました


ある日 親の気の向くまま
家から家に 引越しとなり
私は突然 小学二年の三学期
S小学校に転校することになりました


S小学校は 今までいた小学校とは空気が違い
なんだかみんなプライドが高そうで
心細かったことを覚えています


転校して紹介されて席に着くと
後ろの席の女の子が
「消しゴムを貸して」と話しかけてきました


その子は
プライドの高そうなみんなとは違い
ちょっと優しそうな どことなく寂しそうな
それでいてしっかりしていそうな感じでした


消しゴムを貸すと 私たちはその日から
意気投合し 毎日のように日が暮れるまで
一緒に遊びました


同じクラスになったのは
この小学校二年の三学期の時期だけ


あとはクラスも違うし
進んだ中学も高校も違いましたが
ずっと ずっと今まで 
縁が切れたことは ありません


今日は 礼拝の始まる前に 二人で写真を撮りました


私がクリスチャンになったのは
教会に導いてくれた彼女のおかげです



あのバブル全盛期の頃
私が 前夫の事(借金 暴力 浮気)で
非常に苦しんでいた時 
常に私のそばに居て 支えてくれました


写真を撮った後に 
出会って47年 二人で写真を撮ったのが 
初めてのことだったことに気づいて
笑ってしまいました





終活からは 元気はもらえません。
終わりを考えるために
命を与えられたのではありません。
新しく生きる事を考えなさい。

今日のイースター礼拝の中で 
牧師がそう話されました




右のお腹と腰が 同時に疼きます

この症状は 
すい臓がんの私の身体の状態が
どういう状態にあるのか 
だいたい察しがつきます

そろそろ 終活……
ホスピスの見学を考え出していた私に
イースター礼拝の中で
待った」が かかったように感じとりました


明後日の血液検査の前から
くよくよとネガティブなことばかり考えずに
一年後 
幸せに暮らしている自分の姿を
想像することにしました



新しい一週間 皆さんにとって

穏やかでありますように
神さまの祝福がありますようにハート