手術を前に… | 膵臓癌と涙と希望

膵臓癌と涙と希望

2016年10月
膵臓がん告知
ステージ1a
膵頭十二指腸切除術
2018年10月
膵尾部に新たな腫瘍確認
2018年12月
膵尾部脾臓摘出術
2019年10月
腹膜播種と局所再発
抗がん剤治療
2020年6月
腹膜播種の病変が増大
抗がん剤治療終了

本日 午後から入院



いよいよ明日午前9時30分より
手術となりました



看護師や主治医
麻酔科の医師の説明も終わり 
やっとベッドで落ち着いています



先ほど この病室に 牧師が来られ 
お祈りをしていただきました

それから 音楽を聴き
今すごくリラックスしています







私の手術に先立って
多くの方々から 励ましをいただきました


前にも書きましたが
礼拝の説教の中で言われたこと



「神様は人の口を通して 私たちに語ってくださる」


皆さんにいただいた励ましは
神様からのメッセージだと信じています

神様は 沈黙なんてしていない
いつもいつも 私達と共にいてくださる
そう思います



ご存知の通り 私は すい臓がんです

まだ54歳です

病気になったことは とても辛く
悲しいことでした




2年前 手術を終え 麻酔が覚めた時

「神様なんていない」

と 絶望と失望の中で もがきました


退院して しばらくして 
ぼんやり荒れた花壇を見ていたら
放ったらかしにしていたムスカリの球根が
土の中から芽生えているのを見て

むしょうに 嬉しくなりました

球根が土の中にあったので
芽生えるのは あたりまえのことなんですが

とにかく 嬉しくなったのです

その後
たくさんのあたりまえの事に
嬉しさを感じるようになりました


ただの散歩道の青い空に
ただの家族の笑い声に
ただのご飯とお味噌汁に


嬉しさを感じるようになりました


そしてこの嬉しさが 
『幸せ』なんだと最近 思うようになりました


『幸せ』は 私の心の中にあり
『幸せ』は 一瞬にしてなれるものだと思います



アメブロを通して たくさんの方と出会いがありました
いつも いいね コメント メッセージ ライン メール  
 お手紙  言葉や音楽の贈り物もいただきました



顔を合わせることのない
名前を知ることのない
ブログという不思議な世界で
私は 皆さんから多くの愛をいただきました


どう言い表わせばいいのか分かりませんが
私は 皆さんの言葉が 嬉しくて嬉しくて
とても嬉しくて 仕方がないのです

今 私は 『幸せ』だと思います


なんだか重たい話になりましたが
明日の手術の前に そうお伝えしたかったのです

皆さんに 心から感謝しています


明日 予定では 膵臓尾部と脾臓を切除します

もしかすると 膵臓 全摘になるかもしれません


どのくらい痛いか 苦しいかは 
既に知っています

復活するに時間がかかると思いますが
また 必ずここで お会いしましょう





ここで出会ったすべての人に
神様の平安と祝福がありますように