今日のこの記事"ゲーム音楽"三昧 その1 | だからオイラはダメなんだ。
8月7日は、NHK-FMで「今日は一日“ゲーム音楽”三昧」の放送日だったわけですが、如何でしたか?


放送された曲リストを見ると、メジャーな所もマイナーな所も抑えつつも、痒い所には手が届いてないって感じみたいですね。
でもそれは仕方ない。
「ゲーム音楽」という広い括りで、こういうリクエストを募集した場合、
リクエストする側は間違いなくマニア。
「ゲーム黎明期の隠れた名曲を何十曲も応募してやるぜぇぇぇ!」という人から、「アイドル声優のゲームオリジナル曲がゲーム音楽でしょ!」という人まで存在するわけで、
そうなると大抵は自分のリクエストした曲が流れることなく、無難な曲ばかりが流され、
リクエストが適った人でも、まだまだかけて欲しい曲がある、ということになるわけで
何れにしろ、応募したリスナー全員の溜飲が下がることなんて無い訳ですよ。
応募した全員のリクエストには全部答えられないですもん。

「何故、デコの名曲『肉体賛歌』を聴かせないのだぁぁぁぁ!」

とか思っててもダメですよ、俺。

またこの数日前には、みぐぞうの後ろ向き日記のみぐぞうさんが、アラフォーゲーマーのオススメ懐古曲という記事を書かれてました。
こちらの記事で、オススメ曲を紹介されてるのに感化されて、
ボクちんも個人的オススメゲーム音楽を挙げてみることにしますた。

ただ、私ゲーム馬鹿ですから、それぞれのゲーム音楽ひとつひとつに思い入れがあり、
全てのゲーム音楽に優劣を付けるなんて出来ません!
ですので、今回は「昔のゲーム音楽ってどんなんやったん?」という世代の人たちにもオススメできる曲を選んでみました。



●ドラゴンスピリット(1987年 ナムコ)

"めがてん"こと細江慎治氏が、アルバイト(!)時代に作った曲。
FM音源でありながら、空を、森を、洞窟を、氷原を表現した(シャレじゃないよ)音楽は素晴らしい!
この後に数々の名曲を発表し、ゲーム音楽界に無くてはならない存在になっていくのは、もはや語るまでもありません。

●THE NINJA WARRIORS(1987年 タイトー)

何と言っても「DADDY MULK」の津軽三味線は、当時の全ゲーマーにインパクトを与えたことでしょう!
普通にゲームをプレイしていると、山場である津軽三味線の前にクリア出来てしまう為、ボスを倒した後にわざとクリアせず、音楽が1ループするまで待っているというのが、マニアのお約束。
ゲーム音楽でそのゲームの世界観を語る、ゲームの為の、ゲームでしか出来ない、正に「ゲーム音楽の代名詞」と言っても過言では無いと思います。

●ターボアウトラン(1989年 セガ)

80年代のアーケードゲームには「ハングオン」から始まり「アウトラン」で成熟したと言える、体感ゲームブームがありました。
そのゲーム性、大型筐体のインパクト、そしてゲームを盛り上げるゲーム音楽もそれに一役買ったのではないでしょうか。
この辺りの大型筐体モノの音楽はどれをとっても名曲揃いなのですが、そんな中から敢えて「ターボアウトラン」をチョイス。
「アウトラン」の続編という位置づけながら、前作が「ヨーロッパの郊外を彼女とドライブ」なら、今作は「アメリカ大陸を彼女とキャノンボール」。
音楽も前作のフュージョン系から、ハードロック風になりその中でも「RUSH A DIFFICUL」は名曲です。

●空牙(1989年 データイースト)

データイーストのハードロック路線はここからスタートし、「サンダーゾーン」などへと進化していきました。
この後「ゲーマデリック」はコミックバンド路線を歩み、独自にライブなどで活動しました。しかしそれも、ジャズやラップなどもこなす技術の裏づけあってこそ。
データイーストのゲーム撤退とともに終了せざるを得なかったのが悔やまれます。
この「空牙」は、私の"曲を聴きたい為にコインを投入させた"初めてのゲームであり、思い入れも深いタイトルです。

●トライゴン(1990年 コナミ)

家庭用への移植も無く、やたらとデカい自機の当たり判定から来る難易度の高さなど、不遇の名作。
当時流行の"オケヒ"が多様され、ゲームを盛り上げます。
エンディング曲「Nostalgic」も評価が高い。(実機で聴いた人は少ないでしょうが…)
ステージクリアの曲が「関口宏の東京フレンドパーク」のアトラクションクリア時に使われてたことがあったので、聞いたことがある人もいるのでは?



一応、1メーカー1タイトル、年代順にしてみましたが、
まだまだ書き足りないし、長くなりそうなので…

次回につづく!










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