昨年の年末特番で、テレビ東京が「ハッスル・マニア2008」を放送していました。
で、私は「ハッスル」を見る時は、2ちゃんねるの実況スレッドで、実況しながら見てるんです。
その実況スレッドの書き込みに、
「ハッスルってどうやって見たらいいの?」という書き込みがありました。
そして、その返答が実に的を射ていると感じた、レスがありました。
「藤岡弘、探検隊を見る感覚で」
詳しくは覚えてませんが、こんなレスでした。
質問された方も納得していたようです。
この「ハッスル」、公式サイトのハッスルってなに? にあるように、
従来のプロレスにエンターテイメント性をプラスした、「ファイティング・オペラ」なんですね。
昨年末の大会に、「泰葉参戦!」と、ワイドショーなどで話題になっていたのを覚えている方もいると思います。
それだけに、普通のプロレスだと思って見てると、煽りVTRやマイクパフォーマンスの訳の判らなさに面食らって
「何これ?」と思ってしまう人が多いんですよね。
あと、作られてきたストーリーを理解してないと楽しめないってのもありますね。
グレート・ムタとインリン様の間に、"ボノちゃん"(曙)が生まれて(しかも卵から)、インリン様は死んでしまい、ムタは魔界に戻され、天涯孤独な身になった"ボノちゃん"は、結局ハッスル軍に入りました。
どうです?わけわかんないでしょ?
なので、そのストーリーに入り込めないと、「何この茶番?」となってしまうんですね。
「ハッスル」を楽しむには、
わざと騙されて、その騙されている自分をも楽しむ
という精神的余裕や豊かな想像力を持てる人だけが楽しめる、最高の娯楽だと思います。
先ほど紹介したストーリーも、
「曙、何やってんの?(;´Д`)」ではなく、
「ボノちゃん可愛そう…(´;ω;`)頑張れ!」という、見方ができるようになれば、
「ハッスル」は面白くなると思います。
そして、「ハッスル」の楽しみはこれだけではありません。
実はプロレスマニアにもうれしいサプライズが起こる大会でもあります。
昨年末の大会では、グレート・ムタvsエスペランサーが実現、
武藤敬司vs高田延彦という、あの10.9新日とUインターの対抗戦の再現が!!
ロードロップキック、ドラゴンスクリュー、足4の字固めという、あの時と同じ展開が!!
もうこれだけで、「ハッスル」見てた俺、勝ち組!
…まあ、その後はグダグダだったんだが…
丁度その頃、TBSの「Dynamite!!」で、桜庭と田村が対戦してたのも、感慨深いものがあります。
この、「わざと騙される」という楽しみ方が出来ると、「ハッスル」に限らず、色々面白くなると思います。
マジックとかオカルトとか。
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