11/5


 先日、飛行機で地方都市へ行く。

出発日は北京に寒波が押し寄せた11/1。

前日から降っていた雨はいつしか雪へと変わり、

北京市から視界を奪うものがガスから白い結晶へと変わった。


飛行場に着いた時には平穏無事な空気であったが、見事に裏切られる結果となった。

詳細を語ることも面白いのであるが、ここでは割愛しておこう。


10数時間の待機ののち、日飛行機は北京首都空港から地方都市へと飛び立ち、

「無事」到着するという幸先の「良い」スタートとなった。


 地方都市は北京とは様相が異なり、非常に日本人の住みやすい場所であろうことを実感する。

ここでもまた目につくものは建築ラッシュの様である。大量の販売実績を謳う広告が目に留まる。

都市部から郊外まで工事現場が視界から消えることはほとんどない。


ただし、高度経済成長が示すものは決して好ましいものばかりではない。

風光明媚な都市を支えているものは昔も今も変わらない。


いつしか日も暮れるころ、地方都市の太陽はガスに曇ることなく沈んでいった。



 昨日、北京に戻ったもののいろいろな想いが去来し、吸いなれない煙草に一人、火を付けた。

10/30


 すでに日にちの感覚をだいぶ失いつつあることに恐怖を覚える。

各種の情報も積極的に掴みに行かないと何も手に入らない。なかなか恐ろしい場所である。


さて今回の任務もスタートして一週間経ったことになるのだが、生活のリズムは未だに整わないでいる。

しかしながら、幸運なことに食にはある程度慣れてきたようである。


当初、思ったよりも影響が強かったために苦戦を強いられるものと覚悟していたが、

今ではちょっとした辛さ、中国風に言えば辣(la)に慣れてきた。これは非常に重要である。

なんでも少し辛味を付けてあるからだ。そうでなければとてつもなく味が濃いかのどちらかだ。


とにかく衣食住のうち「食」は問題がなくなってきたことは喜ばしいことである。

(ただし、本質的な解決には至っていないのであるが)


衣・住に関しては特に問題がないはずだったのだが、やはりこのような生活で、

問題が全くないということにはならない。外は冬に向かう北京である。

恐ろしいことに気温は近くマイナスを記録するらしい。暖房は・・・入らない。

服は替えが少なく洗濯をすると途端に着るものが限られる。

スーツでは悩まなかった問題に直面する。なかなか難しい問題だ。


よくよく考えてみたらこの直面する問題を自ら解決できなければ

今後、待ち受けるだろう問題を解決することは難しいだろう。


今は冷える部屋で熟睡するすべを見つけよう。

10/26

すでに日付の感覚を失いつつある。

日付どころか時間感覚、季節感などの基礎感覚にぶれが生じている。



生活習慣は、郷に入りては、なんとやら。習ってみるものの何かと難しい。

そして表情を読むことがこんなに難しいとは思いもしなかった。


知ることの喜びの前に知ることの難しさに直面する。

なるほど全く一筋縄ではいかないものよ、この大地は。