夏休み期間は子の熱発、妻の熱発からの自身のコロナ感染による熱発で予定していた昨年に引き続き行こうとしていた新潟を諦めざるを得ず、今回はお暇を頂いたので遠くに行こうと思うと、夏休み期間から延期していた新潟へオートバイで行こうと思ったが、予定日は生憎の雨でこの時期に天気の悪い北国は寒くてだめだろうと思い、大学での思い出の一つである伊豆の下田・弓ヶ浜へ向かうことにした。
弓ヶ浜はオートバイを新調したとき依頼3年ぶりである。
伊豆方面にせっかく行くので、JRアプリに入っているトレすごの伊東線部分の履歴にも残そうと思い、適当な場所を選ぶと、小田原にある快活クラブを6時前に出発し鴨宮駅から伊東駅まで前駅で履歴を残し、10時くらいに弓ヶ浜に到着したいなと思った。
したがって、自宅を22時過ぎに出発し、小田原の快活クラブでほぼ仮眠状態で過ごし、暗いうちに出発するという私の個人旅行のいつものパターンを採用した。
グーグルマップのカーナビ機能を頼りに進んでいったて分かったことは網代駅と宇佐美駅はどういうわけか駅裏に連れて行かれるということだった。裏なので改札がない側である。本当に駅を使いたいときは大変な時間のロスである。
それはさておき、熱海から伊東まで大体1時間、伊東から下田までは同じくらいの距離なので残すところあと1時間くらいの距離となる。この時点で9時くらい。
伊東から先は伊豆急行線なので駅へは向かわず下田へ直行する。一本道であり、数度訪れたことのある道なのでカーナビは不要でたどり着くことができる。伊豆は大抵夏のイメージが強く、上下線の酷い渋滞を見てきたが、今日は10月という季節外れなので空いている。
そして、下田に到着するが、そのまま先へ進み目的地の弓ヶ浜へ向かう。弓ヶ浜は伊豆半島のほぼ先っぽにある海水浴場で、大学生のときは毎年(といっても4回だが)友人とともに訪れた。
到着目標だった10時に到着する。相変わらずのキレイな海である。2年ぶり6度目の弓ヶ浜は以前と変わらない風景が広がっていた。
本日の動き出しは5:30だったこともあり、海岸の松の下のベンチに横たわると心地よく昼寝をし、2時間ほど過ごして下田へ戻った。
日程は「とんかつ(一)」に行ってみること、下田ロープウェイに乗ることである。
出発時から何も食べずにいたので空腹の状態で店に入ると、店主が「初めてかい?」と声をかけてくる。初めて来たことを言うと、注文をしないうちにミックスフライ定食と決められてしまった。初回はミックスフライ定食というのがお決まりらしい。一連の流れは初めての経験だったのでなかなかおもしろかった。
定食は、メンチカツ、とんかつ、カニクリームコロッケで、キャベツとスパゲッティとたくあんと味噌汁と茶碗で盛られるカレーライスである。カレーをかけるかどうか、聞かれたのでカレーライスでなくても良いらしい。
また、おかわり可能で、メインのおかず意外は全て可能。別のお客さん(常連のような人)がたくあんをもらっていた。
おいしくおかわりももらって、大満足で退店する。次は下田ロープウェイである。
下田ロープウェイは伊豆急下田駅の目の前にあり、駐車場も設置されている。2輪車も駐車可能である。
JAFに加入していると運賃が1割引される。山の上には愛染堂というお堂と、レストラン等があり、頂上を一周する遊歩道があった。
順路に従って歩くと、太平洋が広がって清々しい景色を眺めることができる。江ノ島の眺望とは異なり海がキレイである。
愛染堂は縁結びの神様とのことで、1回300円で、「和」と書かれた土の塊を注連縄の向こう側にある、これもまた「和」と書かれた石に当てると成就するという。やってみると4回中3個当てることができた。数年前にやった鹿児島の茶釜投げより簡単だった。茶釜投げは成功する人がいるのか勘定してほしいと思うほど難しかった。
お堂の脇から上に登る道があり、その先は下田市街を一望できる場所だった。ちょうど、伊豆急下田駅の真横にあたる。
1人で訪れるとそのくらいしかやることはないので、一巡して帰途につく。本日の宿であるペンション爪木崎は伊豆急下田駅から伊東方面に向かう途中右に逸れ、半島の中に入っていく。半島には須崎御用邸がある。
ペンション爪木崎は御用邸の手前を右に逸れてすぐにあった。現役の振り子時計が,設置されていて、毎時と30分に鐘が鳴った。昔、婆ちゃんの家に振り子時計があったが、現役の振り子時計を見るのは婆ちゃんの家以来である。
風呂は源泉かけ流し、いつでも入浴できる。ただ、タオルの用意は各自でするようである。
チェックインしてすぐに再び弓ヶ浜へ向かう。夕焼け+オートバイの写真を撮るためである。
夕方でも人はそこそこ多く、サーフィンの人よりも散歩に来た人が目立つ。
帰りに下田と弓ヶ浜の間にあるウェルシア薬局で本日のお供であるビールとつまみとタオル等を購入し、ペンションへ向かう。伊豆でも、陽が陰ると寒い。
部屋は、テレビとエアコンがコイン式だった。昔の民宿によくある、ブラウン管テレビに100円を入れる箱がついているやつである。私は携帯で撮りためたアニメの消化をするのでテレビは使わなかった。夜も老けた頃、本日の宿泊客は1人だけのようだったので、風呂に携帯を持ち込み、風呂に入りながらアニメを視聴するという贅沢をすることができた。
風呂の後は部屋に戻って寝るだけである。5時起き*数時間の運転で体力が限界に近かったのですぐに意識は遠のいた。
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次の日(最終日)の日程は下田自然公園の付近を散策することである。
駐車場は、手前は無料、奥は有料だった。手前と奥で別施設のようだった。
下田自然公園から歩いていける程度の距離なので、散策ついでに行ってみることにする。
まずは九十浜海水浴場である。九十浜海水浴場は駐車場から下っていったところにあり、海が綺麗で波が穏やかだった。
ペンションのオーナーから、九十浜は小さい子向け、若い人は白浜に行く傾向があると聞いていたのでその通りだろうと考えられる。
浜からはそこそこ長く急な登り坂を登ることになる。海水浴のため、道具を持って坂を登ったり下ったりするのはとても大変そうだった。
次に遊歩道を歩いて爪木崎灯台へ向かう。
灯台までは駐車場から砂浜方面へ向かい、砂浜方面と分岐する道を爪木崎灯台方面に進んで20分ほどである。遊歩道は崖上から海を眺めることができる場所があったり、岩の縁にベンチがあったりと遊歩道らしくなっていた。
爪木崎灯台麓の駐車場まではだいたい20分だった。駐車場から灯台までは、ちょっとした遊歩道を歩いて進む。途中、アロエが群生していたり、伊豆半島の成り立ちについて書かれた看板と、噴火の形跡を説明した看板など、ゆっくり見ながら歩くと1時間くらいは必要な感じだった。
一通り見てオートバイの駐車場に戻る。
この時点でだいたい12時。伊東まで1時間半、伊東から熱海まで1時間、熱海から自宅付近まで1時間半くらいとして4時間で帰宅できるか?と思い帰途につく。途中まではスムーズに進み、途中熱海市街に入る手前の道と、西湘バイパス石橋ICの入り口手前で大相な渋滞がなければ4時間くらいで着いたかな?というところだった。前回同じ道を通ったときも、同じような場所で渋滞していた気がするので、季節に限らず渋滞スポットのようだった。