昨日の記事に続き、大規模改修中のマンションの話・・・。
夕方になって入居者さんから電話があった。
何度か立ち話をさせてもらっている方だ。
「大家さん、工事会社の管理が悪くて塗装が車や自転車に付いているんです。工事の途中でも問題があったので注意したんですがいっこうに改善されません!」
あらら・・・。
少し前に、駐めておいたバイクに汚れが付いたとかいじられたとかでクレームがあったということは工事会社から報告を受けていた。
今度はそれ以外の話のようだ。
入居者さんによると、その方の車以外にも他の部屋の方の車や自転車に塗装が付いていたり、ベランダの網戸が破れたり・・・とたくさんのクレームが並べられた。
「工事会社にきちんと調査をさせて必要な対応を取らせます。」
と伝えて電話を終えた。
その電話の間に工事会社の専務さんからの着信があって、折り返すと、
「○○号室の方から強い叱責を受けました。これから現地に向かって話をしに行きます。」
とのこと。
こちらに電話がある前に、かなりのやりとりがあったようで、工事会社の専務さんは困り果てている。
「一緒に話を聞きますよ。現地で合流しましょう。」
と、暗くなりかけた中、自転車を漕いで現地に向かうことにした。
で、現地での入居者さんの話と現物確認をしたところ、数台の車や自転車に塗装らしきものが付いている。
網戸も破れている。
入居者さんの怒りのメインは、工事中の養生を含めた管理ができていない、先にトラブル後にまた起こっているというのは改善するつもりがないのか、等々。
被害を受けた側としてはもっともなことだ。
ただ、養生等の管理については一般レベルのことはやられていたのは確認しているし、塗装が付いたとしたら工事初期の可能性が高いので先のトラブルによる改善は間に合っていないだろうし・・・、と工事会社も庇いたくなる。
それでも指摘されている汚れ等の原因が工事にあるのであれば、やはり作業上の管理の問題はしっかりと追求して対処してもらわないといけない。
入居者さんは、
「大家さんは建物をよくしようとして工事をしてくれた。」
と優しいが、工事会社には
「下請けの管理も含めてできていない!」
と手厳しい。
とはいえ、その工事会社を選んで仕事を任せたのは大家だから放ってはおけない。
①各戸に工事に伴う問題点調査を行なう
②それに伴って必要な対応を個々にやっていく
ということで一旦、話をまとめさせてもらった。
工事が終わるまでにきちんと対応をして片付けないとね。