今年、デビュー25周年です!

 

当時、今から俳優になるには、

もう遅いと言われながらも、

何一つ根拠はないけれど、

自分の夢の実現を疑うことなく、

 

1994年、25歳のとき。

ついにチャンスをつかんで、

フジテレビ月9「この世の果て」で

俳優としてデビューしました。

 

いつもどんな時も

少年のような心が僕を動かして、

それは今もまったく同じです。

 

万年少年と月面着陸計画。

 

なんだ!?

今日のタイトルは!

なのですが、

 

先日アップした

「万年少年」という曲。

 

実は、歌詞の裏側に

いくつもメッセージを

隠しているのです。

 

例えば、

その1つの鍵を

紹介してみようと思います。

 

2001年公演、下北沢本多劇場。

僕の初舞台となった4人芝居、

大人計画の「悪霊〜下女の恋」

 

そのオープニングは、

大人計画のリーダーで

脚本、演出の松尾スズキさんの

こんな不思議な言葉から始まります。

 

月の裏側を人は一生

見ることが出来ない

それは思い上がりだ

現に我々に届く月の姿は

常に1.3秒過去の物

(中略)

我々は常に

月に裏側を見せられている

 

<松尾スズキさん作「悪霊」より引用>

 

過去に実際に経験してきた

松尾スズキさんの世界の中で

出会ったこの言葉を、

時を経て、今の僕の世界観で

この歌詞の中に散りばめてみました。

 

つまり、

 

「万年少年」の歌詞に描いた宇宙船は、

未来に向かって進んでいながら、

同時に過去にも進んでいたのです。

 

月の明かりではなく、

月の灯りです。

 

それは帰宅する時間に

家の灯りを見たときのような

あの安心感やぬくもりなのです。

 

どうでしょう。

こうしてたった1つの鍵を

知っただけでも、

その上で歌詞を読むと、

感じ方が変わってきませんか?

 

裏側を見るための鍵を

台本の中に見つけ出すのも、

俳優の大切な仕事です(笑)

 

今回のライブタイトルは、

 

万年少年

〜また今日の僕たちに会えるまで〜

 

です。

 

ライブに来てくださる方も、

遠方でいつも来れない方も、

 

希望してくださる方には、

宇宙船に乗って、

心躍らせながら一緒に

月面着陸してほしい。

 

だから、

 

万年少年と

月の裏側を見る方法。

 

この話しの流れを見たら

想像がつくかもしれませんが、

 

そうきたか!その楽しい方法は、

ライブの日時と場所が

決まったらお知らせしますね。

 

先日コメントに頂いたメッセージは

参考にさせていただきながら、

90分ギター1本ひとり弾き語り。

 

今回は原点回帰でもあり、

初めての月面着陸でもあります。

 

祝!デビュー25周年。

 

あなたの期待に応えて、

あなたの想像を気持ちよく

裏切ります!

 

選曲も、新曲も、

ライブ全体にこめたメッセージも、

月の裏側を見る方法も、

楽しみにしていてください!!

 

よい週末をお過ごし下さいね。

 

 

「万年少年」

 

作詞作曲:大浦龍宇一

 

新月に願い事を立て

満月にウサギ見つけて

紙とペンで思い描く夢

満ち欠けの答えを照らす

 

この空を見上げても僕たちは一生ずっと

月の裏側を見ることは出来ない

 

万年少年 燃える炎 

宇宙の果てに船を飛ばせ

万年少年 操縦席のその窓から何が見える?

月の灯りがキレイだ キレイだ

 

今宵見てる月は常にいつも

1.3秒前の過去を映し重ね合わすピース

書きかけの地図の完成

 

この人のためならと

思うことなければずっと

愛の裏側を知ることは出来ない

 

万年少年 選ぶ道は 

手が届くほどの距離にある

万年少年 指定席のその隣は誰が座る?

今日も灯りがキレイだ キレイだ

 

万年少年 燃える炎 

宇宙の果てに船を飛ばせ

万年少年 操縦席のその窓から何が見える?

月の灯りがキレイだ キレイだ