昔、ソニーのプロデューサーからこれをもらった。
今もまだまだ続く、ボブディランの初の
公式ブットレッグシリーズの第1弾である。
ブットレッグとは海賊版として巷に流出していた、
公表していない音源のことで、
それをなんと、あえて公式にして発表したもの。
レアな音源が欲しいファンがたくさんいて、
いつしか流出されたという「マイナス」を
まさに「プラス」に変えた画期的な企画だなと思う。
今日は何をお伝えしたいかというと、
昨日の風に吹かれてのオリジナルメロディーである、
「競売はたくさんだ(No More Auction Block)」
をボブディランが歌ったものが、
公式として堂々と
このアルバムの中に収録されている。
ということ。
vol.1の4曲目がそれ。
またそれが味があってすごくいい。
短いテイクだけれど機会があれば是非聴いてみてください。
ちなみに「風に吹かれて」がヒットしたのは、
ご存知の方も多いがボブディラン本人からでなく、
青い目をした金髪の色白の女性と、
おヒゲの紳士的な男2人組の組み合わせという、
ピーターポール&マリーがカバーして世界的大ヒットとなり、
ようやくボブディランの名前が、
世界中に知られるようになる。
これが、ボブディランだ。
ただ、それを言いたい。
こちらの内容が面白いので、
興味がある方は、
引き続きこちらのwikiの記事も合わせてどうぞ。
「風に吹かれて」
(Wikiの掲載から引用)
経緯:
1962年4月、グリニッジ・ヴィレッジのコーヒーハウス「ガスライト」の向かいにあった「コモンズ」で友人たちと長時間黒人の公民権運動について討論したはてに生まれ、「コモンズ」か「ファット・ブラック・プシーキャット」に座って数分で書き上げたと言われている。「10分で書いた。古い霊歌に言葉を当てはめたんだ。多分カーター・ファミリーのレコードか何かで覚えたものだと思う。これがフォーク・ミュージックのいつものやり方だ。すでに与えられているものを使うんだ。」とディラン本人は述べている[5]。
できあがった日[6]の晩、友人のフォーク・シンガーのギル・ターナーが月曜フーテナニーのMCとして出演していた「ガーディス・フォーク・シティ」に激しい勢いで駆け込み、ターナーに新しい歌を聴いてくれないかと言って[7]歌ってきかせる。ターナーは「すごい。こんな歌を聞いたのは生まれて初めてだ! 最高にすばらしい歌だ!」といい、楽屋でコードをディランから教えてもらい、そのままステージにかけあがってそれを歌った。歌詞はテープでマイクに貼りつけてあった。客達は熱狂し、ディランはカウンターの横に立って笑っていた。翌日には、ネッド・ライトに聴かせている。
4月25日[8]、「ガーディス・フォーク・シティ」で歌った際、「これはプロテストソングとかじゃなくて…ただ誰かの為だと言って話していることについて、言いたいことを曲にしただけです。誰かのね」と話している。まだこのときまでは歌詞が2番までしかなかった[9]。
その後歌詞を追加したとみられ、手書きの歌詞原稿には、
追加した3番と2番を入れ替えることが書かれている[10]。5月下旬には
トピカル・ソングを紹介する雑誌『ブロードサイド』誌第6号に、
3番までの歌詞と楽譜が掲載されている。