大浦龍宇一オフィシャルブログ「あいことば」Powered by Ameba

東京は粉雪が舞ってます。

今日は風のこたえと同じくアルバムに収録されている、
月のスプーンとしあわせのカタチを紹介します。

前回のつづき。

風のこたえを作った25歳の僕は、
いつしかシンガソングライターとしての道も
俳優とともに歩むことになりました。

いきなり『この世の果て』で俳優デビューをした僕ですが、
音楽の世界でも少ししかコードも知らなかったけれど、
とにかくいろんなコードをがむしゃらに覚えていきながら、
それに並行してどんどん新しい曲を書いていきました。
そうして生まれていった曲たちは、
すべて『AFTER THE RAIN』というアルバムに入っているというわけです。

今だから話せることキラキラ

アコースティックなスタイルの初ライブツアーを終えて、
シンガソングライターとして本格的に動き出そうとしていた頃、
小林武史さんの『夏の午後』という楽曲で、
ドラマの主題曲としてシングルリリースすることが急遽決まり、
それに合わせて急ピッチでアルバムも作るということになりました。

連日ドラマの撮影をしていたので、
レコーディングスタジオに向かっては、
アレンジされた自分の曲のオケをそこではじめて聞いて、
それをその場で次々に歌入れしていくといった
レコーディングのスタイルのになりました。

僕からすれば、
自分の楽曲のオケを作る過程も大切だし、
出来上がってきたものが、
自分の思い描いたものと全く違うアレンジになっていると、

違う!という気持ちにさいなまれて、
その葛藤がどうしても消化できずに、
長い間すごく苦しかったですね。

今こうして書きながら、
当時のことや気持ちをひとつひとつ
クリーニングしてるみたいな所がありますが(笑)

さてそんな中で、

しあわせのカタチは、

自分の作ってきていた世界の延長になっていたので、
アルバムの中で自分らしく歌っている気がします。

しあわせのカタチってなに?
って聞かれたら、

『しあわせに変わるカタチのないもの』

つまりはみなさんそれぞれの、
『気持ち』というもの、
見えないけれど形になるもの、なのかなと思ってます。


月のスプーンは、

その逆でアルバムの中に残っている僕は
ちくはぐしています(苦笑)

月のスプーンってどんなカタチ?
って聞かれたら、

三日月、満月。新月はないかな?

まぁみなさんが思い描いた
そのカタチが月のスプーンなのかな
と思ってます。


そんなことを思ったり考えたりしてたんだなぁ
なんて知ってもらいながら(苦笑)

いま44才の自分が思うこと。

あの時葛藤の中で感じていたことは
正しいことでもあるだろうけれど、

きっと大切なことは、

自分が変われば
すべては変わりはじめるということ。

be strong be happy


ギター1本で

そんな歌がみなさんに届けられますように。

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