大浦龍宇一オフィシャルブログ「あいことば」Powered by Ameba border=

H-Code。

Hとそのまま読まず、ハンターコードという。
その『 J 』という人物像を、最後にあなたへ語ろう。

J は5年前からの記憶をすべてなくしたハンターだ。
大人か子供なのか分からない男。

彼はいつも孤独なのだろう。

ネオの世界には高級層と低級層があり、
その低級層の地には泥サビ水がひろがっている。
僕は撮影中いつも、
自分がその上を歩いているイメージを大事にしていた。

女にもてる。

女性を扱うその動きやしぐさは、
西洋の騎士を色濃くして、
ドラキュラの魅力要素などを取り入れた。

西部劇であったり、香港映画であったり、
スパイ映画からアジアンアクション作品まで、
たくさんのものにインスパイアされ、
少しずつ J は出来上がっていった。

直感力のある男。

『ブレードランナー』という映画で、
ハリソンフォードが箸を割ってこするシーンを見たとき、
僕は日本の美を愛する人間として、
あえて日本で行儀が悪いという行為をたくさん入れたいと思った。

箸をなめたり、食べながら小指をなめたり、
テーブルに肘をついたり、足を投げ出したり、
人に足の裏を見せたり、指さしたり。
でもJ だとなぜかそれが美しく見えるよ。

命。生きるということ。

J は人の命というものをとても大切に重くとらえている。
だからハンターとしても格闘術より捕獲術にした。
分かりやすく言うと、
拳をにぎるということをあまりしない。

Jの特徴的な相手の顎を手のひらでとらえ倒す技は、
合気道の龍投という捕獲技を基にしている。

拳銃をとらえるには空手の虎口という動きを、
2ndでは同じく少林寺拳法の龍投という投げ技を基に、
空手の黒帯先輩にお相手してもらって、
それを J の捕獲アクション術に変えた。

H-Code。

この世界に生きる人たちは、
いつもいまを楽しんでいるように思う。

それはまるでポーカゲームであり、
チェスをしているかのようだ。

そんな感覚であなたもH-Codeの世界を
一度と言わず何度も楽しんでもらいたいと思う。

オレの名はハンターコード J 。

3rdを報せる太陽が海を渡る水平線にあがる日まで、
この身体の中で J を大切に育てていきます。

みんなもよろしく!そしてまた会いましょう!