さて間もなく紫陽花の季節


本日は築地居留地研究会の『あじさい祭』の日です


今年は私も幾度も舞台を演らせて頂いている築地本願寺様にて開催

梶先生の記念講演は『シーボルトの江戸滞在と伊能図をめぐる事件』と題し、今や事実と異なるという事が明確になってきた所謂シーボルトスパイ説をしっかりと論理立ててお話をして下さいました。

何故にシーボルトスパイ説が持ち上がったのかは、その初出がどこであるかからも導き出されますが、初出はペリー提督の『日本遠征記』になります。

ここで、その書籍の出版目的からも明らかなように、日本の鎖国を『初めて』解いたのはアメリカであると言うことを世界に示すことが目的の第1となります。
そうなると、その目的に対して邪魔になったのが既に日本に大きな影響を与えていたポルトガル、オランダ。
そして、とりわけ邪魔者であったのが出島のみではなく多くの日本人に愛され、多大なる影響を与えた稀有な異国人シーボルトの存在でした。

あくまでも『初めて』日本を近代化に導いた称号を得るために、シーボルトの存在を貶めたかった。

それが、シーボルトスパイ説の初出であった訳です。

そして、ここからは私の推測ですが戦後日本に対してもアメリカはそのイメージを保つ事が必要とされた。

鎖国から解き放ったのも、軍国主義から解き放ったのも、私たちアメリカなのですよ・・・と

私の推測に関しては信じるか信じないかはアナタ次第(笑)


さて、夜のプロジェクションマッピングまで喫茶店でかき氷タイム🍧