宮崎駿監督の最新作《君たちはどう生きるか》を観て来ました


題名の元になった小説と内容は異なるもので、敢えて事前情報を全く流さない広報戦略での作品なので難解と言われていますが私は割とスッキリ

主人公の少年は宮崎監督を投影したというのはあらかたの感想からも見てとれるのですが、合わせて今回の主舞台となる塔の長である老人もまた宮崎監督なのであると見るととてもわかり易い

物語の中心的ステージとなる謎の塔

これは若き日の宮崎駿が挑んだアニメ業界であり、またある時は自身の君臨するスタジオジブリという巨塔でもある。

その塔は荘厳でありつつも猥雑であり、若き少年はその塔の継承を求められるが最後にはそれを断り自身の世界へと戻っていく

曽根綾子さんの著作にプロフェッショナルとアマチュアの差が示されていて、そこには時間単位に報酬を得るものはアマチュア、仕事単位に報酬を得るものがプロフェッショナルとあり、プロフェッショナルとは道楽の極みともある。

そして道楽とは、人生の道を『楽しむ』ものなのか、はたまた人生の道を『楽に』するものなのか、プロフェッショナルが道楽の極みなのだとすればその意味は前者なのではないかと思う。

宮崎駿さんは間違いなくプロフェッショナル、だが人生の道を『楽に』歩いているとは到底思えない。
あれほどの称賛を得ながらも、しっかりと若い才能やその行動力と成果に嫉妬し、負けるものかとペンを取り続ける。その道は辛く、険しいものだろう、しかし同様にその道を楽しんでいるからこそ、歩みを止めることを選ばない。

そんな天才の姿を隠さずに余すところなく披露したこの作品は誰にも好まれる名作ではないかも知れないが、私たちが目に焼き付けておくもののように感じた。

因みに作中に描かれるインコは猥雑で欲深く、さらに衆愚でもあったのですがうちのインコは可愛いです♪



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最新 鳳 お知らせ
〘🐦伝書BIRD🐦〙
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〘1〙今秋公開《夢叶えるサウナ》
〘2〙シーボルト父子伝〜蒼い目のサムライ
8月31日~9月3日東京博品館劇場
10月28日長崎平和記念会館

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〘1〙
市川美織主演映画《夢叶えるサウナ》今秋公開
私も友情出演してま〜す




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〘2〙
舞台【シーボルト父子伝〜蒼い目のサムライ〜新たなる船出】
令和5年
8月31日(木)〜9月3日(日)
銀座博品館劇場
10月28日(土)
長崎平和記念会館


《舞台概要》
2020年から総合演出木村ひさし、脚本&主演は鳳恵弥、主題歌&劇中音楽パッパラー河合で初演、再演、再々演を重ねてきた人気舞台【シーボルト父子伝~蒼い目のサムライ~】がシーボルト来航200年、兄弟の大活躍したウィーン万博150周年という記念年に最新作公演決定。

御一新を迎えた明治日本に荒波大海を乗り越えて二人の男が降り立った。

幕末明治の志士たちと父シーボルトの愛するこの国を守り、この国の素晴らしさを世界に伝えるために東奔西走。日本と世界を駆け抜けた蒼い目のサムライ、ハインリッヒとアレキサンデルのシーボルト兄弟の誇りと愛の物語。

≪出演≫
鳳恵弥/

山崎裕太/

佐藤茜/庄田侑右/木村圭吾/亀吉/

佐藤杏奈(誇)/小島里奈(愛)/岡本安代(誇)/浜辺こはる(愛)/

中井健勇(誇)/黒江優也(愛)/

十勝令子(誇)/藤村はる美(愛)/井川さつき(誇)/映奈(愛)/

片岡断行/足立浩大/佐藤豪/野田宏海/ランディ井上(誇)/出口誠也(愛)/

相沢海心(誇)/長原あおい(愛)/内藤朝(誇)/小野幸音(愛)/

加藤ななみ/美波南海子/的場丈/糸井光/

パッパラー河合/

国生さゆり/

辰巳琢郎


《スタッフ》
総監修:木村ひさし/演出&脚本:鳳恵弥/主題歌&劇中音楽:パッパラー河合(爆風スランプ)/殺陣:難波一宏/衣装:神波憲人/衣装提供:オーダースーツSADA(鳳、辰巳、山崎、河合)/舞台監督:保坂康幸/照明:仲光和樹/音響:奥村ココア/マネジメント:山下那津子/プロデューサー:関口忠相、高取佑/制作:ACTOR’S TRIBE ZIPANG/原作:シーボルト父子伝(シーボルト子孫 関口忠相)

≪チケット≫
★東京公演
チケット&詳細は
カンフェティチケットセンター
0120-240-540(平日 10:00~18:00)
☆一般販売 7月25日19時~
S席 10,000円  A席 8,000円

★長崎公演
カンフェティ
☎カンフェティチケットセンター0120-240-540(平日 10:00~18:00)
9月1日より発売予定
詳細は後日