秦建日子先輩の原作舞台が映画化された《サイレント・トーキョー》を観て参りました。

壮大な撮影はプロデューサーからその大変さを伺っていたので、より緊迫感を持ったりして(笑)


話を戻して、この作品の原作舞台は秦組の【And so this is Xmas】な訳ですが、私はこちらの舞台、DVDで観たことがあったので、そう言う意味でもまたこの作品が何倍も楽しめました♪是非、これから観る方はもちろん、既に観られた方もこちらもご一緒に観られることオススメですよ♪

そして物語、今の日本に蔓延するいわゆる『平和ボケ』に対しての痛切な批判と、その『平和ボケ』によって引き起こされた過去の悲劇が現代により大きな悲劇を生む

過去の『平和ボケ』と言うのは、かつて私たちが世界各国で行われる戦争やそれに伴う悲しみや痛みを知らずに日常を過ごすことを指してそう呼んだ

しかし、現代の『平和ボケ』はそうではない。今現在、既に戦争状態に巻き込まれ、又は侵略国家の標的にされているにも関わらずそれに気づかずに平和であると勘違いをしているのがそれにあたる

作中においても現代の『平和ボケ』に罹患した街の人々は己のすぐ隣にある爆弾と言う名の『戦争』に気づけずに傷付き、また愛する者の命を奪われた。

およそ4年前に描かれたこの作品だが、皮肉にも現代の日本にこそよりハマる

物語の最後に示された私たちへのメッセージを活かし愛する者と共に未来を生きるのか、はたまた対岸の火事ならぬスクリーンの中の物語と通り過ぎて愛する誰か無残を失う未来を選ぶのか

決めるのは私たちだ

とりあえず伊勢海老と紅ズワイガニソースに決めてみた