昨日はお仕事の合間に三谷ワールドへ


中井貴一さん主演の《記憶にございません》を観て参りました。

政治史に敢然と輝く迷言『記憶にございません』を本当に記憶を失った総理大臣を主人公に繰り広げられるドタバタ。
しかし、そこに三谷ワールドが広がると記憶を失ったことで甦る青雲の志、正義、正論、そして何より自分の過ちを認めて正す勇気。

大人と言われる人々の誰しもが気付き、だが何かを理由に諦めていることを実現するこの物語の主人公は間違いなく現代のヒーローに見えました。
そして、そのヒーローの姿が次世代を動かし受け継がれていく。

私たち役者も誰かに憧れてその背中を目指している訳ですが、同じように年月を経れば自身の背中も誰かが見てくれているという自覚と責任感を持たなくてはなりません。

『たった100年』とは私の師匠であるつかこうへい先生が人生を表した言葉の一節ですが、先生の言葉には常に相反するものも同時に表されています。
『たった100年』の人生とすれば人類の歴史からすればほんの僅かでありますが、反転すれば『たった100年』で終わって良いのか?『たった100年』で終わって堪るか!の反骨心もまた垣間見える訳です。

この継承ということを真実と捉えれば、ある背中を見て歩んだ人生はその人生の続きであり、自分の背中を見て歩んでくれる人があれば、その人生は自分の人生の地続きであると言えます。

そう考えれば人の人生とは永遠であり、師匠の『たった100年』は、今を生きる中での『たった100年だから後悔せずに』でもあるし、『たった100年で終わらせて堪るものか』でもあります。

そんなことを思い出させてもらえた映画、さぁ!今日も稽古を精進致します。

たった100年!

舞台【ファイアマンの遺言】、是非ご期待下さい!

チケットお申し込みは]
又は
0120-240-540*通話料無料
(電話受付時間 平日10:00~18:00)

☆★以下詳細☆★

大ヒットシリーズ《アンフェア》の原作者、秦建日子の小説『ファイアマンの遺言』が初舞台化。

主人公の峯岸亜希を演じるのはNHK朝の連続テレビドラマ《まんてん》で主演を務めた後に数々のドラマ、映画で活躍する宮地真緒。
また、スーパー戦隊シリーズ《鳥人戦隊ジェットマン》で人気を博した若松俊秀も出演します。

些細な喧嘩から消防士である夫、健文を笑顔で送り出すことがが出来なかった亜希。しかし彼女の元に愛する夫が戻ってくることはなかった。
健文の殉職を招いた放火事件から街では夜回り隊が結成され、健文の行き付けだった居酒屋の大将玄太がリーダーに、同級生の二弥子と店に立ち寄りそれを知った亜希は夜回り隊への参加を志願する。
捜査が進む中で徐々に浮かび上がって来た犯人は意外な人物だった・・・。
ある勇敢な消防士の殉職から遺された者たちの愛と葛藤と再生の物語。

脚本・演出・出演をするのはつかこうへい門下において秦の妹弟子となる鳳恵弥、今回が初脚本となり、彼女自身が首魁を務める演劇集団ACTOR‘S TRIBE ZIPANGの立ち上げ公演にもなる。

また公演のメインビジュアルは漫画家として『サイレントメビウス』などのヒット作を生み出し、アニメーターとしても『宇宙戦艦ヤマト2199』の原画やマーベル作品の作画も担当するなど世界的に活躍する麻宮騎亜が描き、主題歌はドラマ《99.9刑事専門弁護士》の挿入歌なども担当するシンガーソングライターむんむが奏でます。

10月17日~20日まで、池袋シアターグリーンのBASE THEATERにて

この作品を私たちの日常を護るため、日々勇敢に闘う消防士の熱き魂に捧げます。

[日程]一部ダブルキャスト『炎』・『魂』
10月17日 15時~『炎』/19時~『魂』
         18日 14時~『魂』/19時~『炎』
         19日 12時~『炎』/15時30分~『魂』/
                   19時~『炎』
         20日 12時~『魂』/16時~『炎』

[料金]
S席 8000円 A席 6000円

[チケット発売]
先行発売 令和元年9月11日19時~
一般発売 令和元年9月17日10時~

[チケットサイト]
又は
0120-240-540*通話料無料
(電話受付時間 平日10:00~18:00)