平成が終わるまで後1週間となりました。
令和になって直ぐの作品は舞台【MOTHER~特攻の母 鳥濱トメ物語~】に出演をさせて頂きます<(_ _*)>

歴史は勝者が作るという事実がありながらも、勝者が敗者を裁く世の中であればやはり戦争は絶えることがないのもまた事実です。

人がそれを学ぶ日がいつか来るのであれば、それこそが平和への真の道です。
そして、かつての戦争で敗者となった私たちは、その可能性を持っていることを忘れてはなりません。

勝者が自己の利益を求め敗者を裁いてしまった東京裁判が開かれた『極東軍事裁判所』は市ヶ谷にある防衛省に移設をされています。
ここでも法を守る為、国を守る為、国民を守る為、誇りを守る為に戦った人がいたことを忘れては私たちはまた平和から遠ざかることに他ならないのです。


今年の桜も満開となり、綺麗な桜吹雪で散りましたがこの桜を毎年見にくるご英霊の姿を私たちが忘れてしまうこともまた同じくであると思います。


もちろん、何もしなければ全ては忘れられてしまいますし、勝者の伝えるものは例え事実で無くともそれが世論を席巻してしまうことは既に歴史で証明されて来ています。

だからこそ、私たち日本人が今この時間を如何に生きるのかが大切なのです。

役者としては冥利に尽きるこの作品を時代の節目に演じさせて頂くことに感謝しつつ、魂を燃やして舞台に立たせて頂きます。
是非ともご観劇をお待ちしております。

令和元年5月2日~6日まで
新国立劇場/小劇場において
舞台【MOTHER~特攻の母 鳥濱トメ物語~】

鹿児島知覧
大東亜戦争末期、日本を護る為に飛び立った若者たちがいた。
そこで食堂を営み、彼らから母として慕われた女性『鳥濱トメ』
彼女は1人1人の若者に誠心誠意尽くし、戦後は彼らのことが決して忘れられることが無いように語り継ぎ慰霊に人生を捧げた。
そんなトメさんと、日本を護った若者たちの物語を大林素子さんが舞台化し毎年公演を重ねています。
昨年10年目を迎え、今年は新元号と共に新たな船出となる舞台【MOTHER~特攻の母 鳥濱トメ物語~】、出演させて頂くこととなりました。

時代は流れ、世の中は変わっても忘れてはならない大切な物語。

是非ご観劇をお待ちしております。

5月2日(木)18時30分~★残席僅か
5月3日(金)13時~
                       18時~
5月4日(土)13時~
                       18時~
5月5日(日)13時~
                       18時~
5月6日(月)14時~★残席僅か

ご予約は