③ 虫歯ってどうしてできるのですか? | 現役歯科医のよくわかるブログ!

③ 虫歯ってどうしてできるのですか?

虫歯は「虫歯菌」によってできます。

この虫歯菌は、どんなに口の中をきれいにしても、必ず口の中に存在しています。しかし、菌の数が少なければすぐに虫歯をつくるようなことはありません。

虫歯を予防するためには、常に口の中をきれいにして、虫歯菌の数を減らしておくことが大切なのです。

ところで、虫歯菌はどのようにして虫歯を作っていくのでしょうか?

虫歯菌は砂糖を食べて「酸」を出す菌です。
この酸が歯を溶かします→溶けてざらざらになった歯の表面に虫歯菌がくっつきます→さらに酸を出す→さらに歯が溶ける
といった悪循環によって徐々に虫歯が深く大きくなります。これが、虫歯のできるしくみです。

「① 歯のしくみ」でもお話ししましたがよく虫歯が歯の中で広がっているということがあります。皆さんも聞いたことがあるかもしれません。

これはどういうことかというと、エナメル質は非常に硬い組織なので、溶かすのが大変です。しかしひとたび虫歯がエナメル質を突き破り、象牙質に達すると象牙質は酸で溶けやすいので、外に見えているエナメル質よりもはるかに速いスピードで虫歯が広がります。

さらに悪いことに、エナメル質にあいた小さな穴から侵入した虫歯菌は歯磨きで取り除くことができません。そのため、酸を出しながら徐々に自分に都合のいい環境を作り出し、どんどん数が増えていきます。すると、どんどん酸ができ、急激に虫歯が大きくなります。そして虫歯が歯髄に近付いてくると。「冷たいものや温かいものがしみる」といった症状が出てくるのです。

この「しみる」症状は、もはや虫歯を通り越し、虫歯を削ってつめるだけでは治りません。痛みが出る前に歯医者を受診していただければ、通院の回数も少なく、神経も残して治療ができます。

歯に色がついている、穴があいている等の症状がもしあれば、歯が痛くなる前にお近くの歯医者さんを受診されることをお勧めします。