クリスタルヴィラの建築説明会のお知らせ?
「クリスタルヴィラの建築説明会のお知らせ」と題し、9月7日に細野会館で11時から概ね1時間程度で開催するという事で、沖縄県宮古島市平良字西里176-2、株式会社リゾートライフという会社が説明会を開催するという案内が白浜のホープヒルズの一部の不動産所有者に送られてきていることが分かったが、我々がこの通知の存在を知ったのは説明会後のことである。
文面には「弊社ではかねてより白浜クリスタルタウン丘の街 K 期に弊社の運営施設であるクリスタルヴィラの建築を予定しておりましたが、このたび関係各庁より許可が下りましたのでご報告させていただきます。
つきましては、着工に先立ち、建築予定地の隣接に土地建物を所有する皆様への説明会を開催いたしますので、ご案内申し上げます。
ご多用中誠に恐縮でございますが、なにとぞご参加いただけますよう、お願い申し上げます。
敬具
とあり、「記」として、
1、開催日時 令和4年9月7日(水) 11: 00~(受付開始10時40分)
※おおむね1時間程度
2、会 場 白浜細野会館
(和歌山県西牟婁郡白浜町堅田2039-8)
3、この件についての連絡先
株式会社トラスト管理白浜事務所
TEL:0739-34-3204
と記されていた。
とっくに期日は過ぎている?
着工に関しては、現場の看板写真に見られるような「開発事業計画のお知らせ」と題する令和4年2月18日の看板が建設予定地に立っていて、工事予定期間として令和4年3月28日~令和4年8月31日とあり、看板の期日からすれば、とっくに完成しているはずなのに、一向に建設着工の気配が無いので、いつものようにはったりだと気にしていなかった。
ほぼ100%が建設反対の意思表示!
今回、この件に関して、あらゆるルートを通じて情報の収集に努めた。その結果「隣接関係者協議報告書」を入手できた。
これは、住民へのトラスト管理が行った承諾書やその後に行ったアンケート結果について近隣住民からの回答をまとめたものである。
この「隣接関係者協議報告書」によると、建設に対して明らかに反対の意思を表明している10名の方で4名は、建築物が建たないと聞いたとして土地購入していることを理由にあげ、1名は景色が悪くなるためと反対の理由をあげている。
それ以外に、同意書の返送がなく連絡が付かなかった方に対してアンケート形式で再度確認し、アンケートの中で反対した人が5名いて、10名の方が反対している。
また、同意書もアンケートも無しが2名、アンケートの返信も無く、その後、4回も電話連絡するも出ない方が5名で、7名の方が明らかに無視または反対の意思表示と思われる。こうした方まで含めると17名で、全体の70.8%になる。
さらに同意も得られず、むしろ土地を買い上げて欲しいと管理会社に対して不満を述べている方が3名いて、ここまで入れると20名となり全体の83.3%まで反対となる。
また、面と向かっては反対しないが、同意書に印鑑は押したくないとする5名の方は、気持ち的には反対の意思表示と受け取れる。
なお、回答の中には、協議状況欄まで黒塗りしている方が1名いて、反対か賛成か不明なため、この1名を除いたとしても、全回答24名中の23名が何らかの不満や不信で反対の意思表示とも取れ、この1名が反対の立場なら全員が反対しているとも言えるからだ。
4件 反対 建築物が建たないと聞いて購入
1件 反対 景色が悪くなる
5件 反対 アンケートの結果を添付
5件 アンケートの返送なし、4回電話するも出ない
1件 宅造の同意は得たが、その後連絡取れない。書類2回送付
3件 所有地を買い上げて欲しい、同意書得られず
1件 反対する気は無い、印鑑は押したくない。同意書得られず
2件 反対ではないが、同意は得られず、日照の配慮が欲しい。
1件 反対はしないが、印鑑押さない、管理会社が信用できない
1件 全て黒塗り、賛成・反対は不明
計24件
アリバイづくりが目的!?
我々が調べた情報では、彼等は白浜町に建設の申請を提出したものの、上記結果のように建設用地周辺の不動産を取得している方からの同意が得られていないとして、白浜町としては、周辺の隣接する土地建物を所有する方々の同意は欠かせないとして、説明会の開催を行うことを条件として行政指導を行ったものと思われる。
これを受けて急遽開催したというのが実態のようで、広く多くの方に十分に周知した上で行うというよりも、説明会を開催したというアリバイづくりが目的だったと思われる。
行政としても説明会の内容よりも、指導した通りに説明会を行ったという実績のもとで報告書が得られたら、行政としては責任が果たせたとして、幕引きを図れると考えたと受け止められても仕方がない。
会社が開いた説明会の参加者は極々少数!!
その理由として、通知の日付は8月吉日とあるが、実際に届いたのは8月末日頃であるとの情報から、9月7日の説明会の1週間前と極めて短いことが判明した。
果たしてどれだけの人が参加出来たのかは分からないが、せめて半月以上の余裕をもって開催するのであれば、対応できても1週間程度では参加者は少なかったはずで、おそらく少人数での説明会になったことは容易に想像できる。
建設に反対の回答は不信不満の表れ!
以前、建物は既に完成しているのに、道路の所有者を名乗るトラスト管理が、道路の掘削許可にハンコを押さないため、数ヶ月も水道工事ができなかったことが起きた。
こうした背景には、土地建物を所有している方達を無視して、これまでのトラスト管理の柴山会長やハートランド管理センターの上野健一等が、自分たちの利益のみを追求し、これまで、嘘や、騙し、脅し、一方的に請求書を送り付けてくるなど強引な進め方など、やりたい放題をしてきた事への不信と不満、疑惑、疑心を増大させ、取り分け双方が管理権をめぐって係争中であり、管理費をめぐって契約していないトラスト管理からも、請求書が送られてくるなどが、こうした反対の立場での回答につながっているものと思われる。 当に、身から出たサビであり、自業自得とはよく言ったものである。