今だから分かること | あやちゃん先生のひとり言

今だから分かること

息子には悪いけど

子育て真っ盛りのときには

いっぱいいっぱいでした

余裕のかけらもありません

 

働きながら司法書士の勉強をして

合格したら

実務覚えながら家事があって

お金に余裕もないし

時間の余裕もないし

倒れそうなくらい睡眠不足で

だから体も鉛のように重くって

 

昨日中学1年生の息子さんを

仕事仲間の集まりに連れてこられたママがいて

息子さんにいろいろ言ってるの

自分は仕事しながらだから

きっと余裕もない中でのことなんだなって

 

その光景見ていて昔の自分のよう

「何も言わない方がいいよ」

今の私だからそう言える

 

子どもなんてもっと自由にさせてあげればいいし

ゲームしているふりして

結構大人たちの会話を聞いているし

親のこと認めてたりもする

でもそんな中で愛情なんだけど

ちょっとでも悪く言ってしまうと

(日本の悪いところね 謙遜……)

子どもは傷ついちゃうんだよね

 

どうせ分かってくれない   って

 

今の私なら分かる

でもその時は精一杯だった

誰も「肩の力抜いていいよ」って

声かけてくれる人はいなかった

 

働くお母さんは本当に頑張り屋さん

そして真面目

だからどうしても子育てに「緩み」がなくなる

これって仕方がないんだよね

だって頑張らないと

社会で女は生きていけないから

だからといって母親の顔になった瞬間

ユルぅ~くなんてなれないもん

 

昨日の光景を見て

あぁ本当に息子に悪いことしたなって

餓死さえしなければもっと仕事より

息子中心にしてあげた方がよかったかなって

でもそうなったら生きることに必死になって

やっぱり同じ結果になるね

 

シングルマザーに限らず

もっと社会が働くお母さんやその子供たちに

優しくならないとね

 

今の私にできることは

お母さんに「大丈夫だよ」そう言ってあげること

誰も言ってくれなかった

だから私は声かけてあげたいし

息子さんのフォローもしたい

そうやって社会が親子を包めば

もっといい日本になるのにな