横浜DeNAベイスターズは、藤浪晋太郎が来季の構想外である事を発表しました。
いわゆる「クビ」宣告です。
自慢のAI技術で藤浪のノーコンを治す、と大見得きっておいて、たった2年で「戦力外」宣言。
DeNA破れたりですね。
阪神ファンとしては、阪神で戦力外とした浜地真澄、岩田将貴、馬場皐輔の各投手を戦力として大いに起用してくれているDeNAには感謝しかありません。
感謝しかないのですが、それなら藤浪をぜひ更生させて欲しかった。
昨日のファーム最終戦でなぜか来季構想外と発表した藤浪を先発させましたが、彼は3回53球被安打8の5失点(自責点は4)とやっぱり振るわずでした。
最後にピシッと締めて、他球団へのアピールにしてくれ、という「親心」だったのかも知れませんが、晋太郎は恩を仇で返した感じですね。
結局、彼の制球力は収まらず、力投すればボールになり、コントロールを重視して置きに言えば打たれるの繰り返し。
150kmを超える直球と、決して長引く故障のしない丈夫な体を持った、リーグ有数の本格派投手は、今や勝てない投手の烙印を押されてしまっています。
彼が阪神に入った時は、管理人も「エースが入った」「将来200勝はするだろう」と固く信じていました。
しかも3年間はその期待に応えてくれました。
でも。
思い出したくない「懲罰投球161球」。
管理人は今でも金本知憲を許さない。
彼が大山をドラ1で獲った頃から阪神のドラフトが良くなっていった。
だから阪神のドラフトを変えたのは金本だ―。
それは確かに認めてもいいかも知れないが、一人の将来の絶対的エースを潰してしまった罪は、はっきり言って消せないです。
今や「魔改造」で有名で、今巨人のコーチをしている久保康生は、近鉄コーチ時代に同じく手足の長い投手だった岩隈久志をエースに引き上げました。
そういった体型の投手のコーチングにある程度考えを持っていたそうで、阪神のコーチ時代も、不振にあえいでいる藤浪の事が気になっていたと聞きます(能見篤史も久保コーチの手によってエースとなっています)。
しかし阪神が藤浪の再生を命じたのは、当時藤浪と気が合い、彼の言う事なら聞くだろうと言われていた福原忍コーチでした。
結果は、今の通りです。
久保氏は数年前に出演したYouTubeでも「あの時、藤浪を俺に任せてもらえていたら…」と言っており、もしこの世にifがあるのだとしたら、久保康生コーチに魔改造された藤浪晋太郎、というのも見たかった。
阪神からポスティングでメジャーに挑戦し、アスレチックスで散々だったがオリオールズである程度成功したものの、リリースされた後は調子が戻らず、日本に戻ってきた藤浪晋太郎ですが、阪神は再契約をしませんでした。
その後、DeNAと契約し、再びNPB所属となり、その晋太郎を観ましたが、管理人はあぁとため息をつきました。
やっぱり腕が体の後ろまで回ってしまうのね、と。
シロート的な考えと言われればそれまでですが、あれだけ長い腕を体の後ろまで引いてしまったら、それを正面まで戻すのにだいぶ遠心力がかかります。下半身が強ければそれを支える体の軸はブレないでしょう。
テニスだって、ゴルフだって、ラケットやクラブを振る際にはその遠心力に流されないよう、体をグッと止めて、壁を作って振るから、ヘッドが走ってまっすぐに飛んでいく。
でも、やっぱり晋太郎の弱点は下半身だと思うのです。
細い下半身が徐々にスタミナ切れを起こすと、長い腕が正面まで戻るのに我慢できず、正面に向かって投げようとしているつもりが、そこに行き切る前にボールを放してしまい、右打者の体付近にボールが行ってしまう。
おそらく入団して3年目までは、大阪桐蔭時代にいやいや鍛えた下半身のスタミナがまだ残っていたのでしょう。
しかし、プロに入ってどうしても練習が自分の好きな事に偏ってしまい、下半身が弱くなっていった。その上ダルビッシュとか影響を受け、筋トレで筋肉をつけた事で余計に上半身と下半身のバランスが悪くなっていったでしょう。
ダルは知りませんが、同じく筋肉合宿に喜んで参加していた澤村拓一や則本昂大のその後の力に頼り過ぎる荒れた投球を見れば分かります。
DeNAがどんな方法で晋太郎のノーコンを治そうとしていたのかはよく分かりませんし、晋太郎も人のアドバイスは基本的に聞かない人とも言われています。
いずれにしても、プロは結果がすべて。
最後のファームの試合でも5失点という残念な結果。
このままではもうNPBに晋太郎の居場所はない、と言うしかありません。
その中で管理人が一縷の望みを抱くのは、やはり久保康生の存在です。
復活したらそれはそれで悔しいけれど、巨人に育成契約で入団し、久保康生に教えを乞う。
自分の考えは一切置いておき、久保康生の指導にすべてを任せてみる。
それで藤浪がどう変わるか、あるいは変わらないか。
それが最後の希望のように感じます。
そこで晋太郎がガラッと変わって、サイドスローになってもいい。
先発起用は諦め、ワンポイントリリーフに成り下がってもいい。
藤浪晋太郎という稀に見る剛球投手がこのままで終わってしまうのはしのびない。
死球を何よりも嫌う藤川阪神はもう獲らないと思うし、今季辛酸を舐め、来季もう一度優勝に挑戦するビッグボス新庄剛志もそれどころではありません。
だから最後は、まだ藤浪の将来に望みを持っている久保康生に頼るしかない。
お金と育成枠に余裕のある巨人なら、藤浪を獲っても特に影響ないし、復活してくれたら儲けものという考え方もあります。
実は心のどこかで、巨人・藤浪晋太郎獲得を、期待していたりするのですよ。