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ヨーグルトの日 由来
イリア・メチニコフ博士の誕生日が⑤月①⑤日です。この誕生日にちなんでヨーグルトの日が名付けられました。
ヨーグルトの日 イリア•メチニコフ博士⁉️
ロシア人の免疫学者で人の老化について研究をしていました。彼は研究の結果『 人が老化を始めるのは有害な腸内細菌が動脈硬化や毒性物質を作ることが原因 』という説を打ちたてます。
その後ブルガリアのスモーリアン地方の人々は長寿が多いということを知った彼は「ブルガリアにあって他にないものは何か?」考えた結果導き出された答えがヨーグルトだったんですね。
その後ヨーグルトに入っているブルガリア菌が腸内で増殖して有害な腸内細菌を退治しているという理論を証明しようとします。この理論は今となっては否定されていますが、誰も知らなかったヨーグルトを全世界に広めた人ということは間違いないですね。
ヨーグルトとは⁉️
ヨーグルトの規格
ヨーグルト作りに欠かせない②種類の乳酸菌
ヨーグルトを食べると長生きできるの⁉️
老化の原因について研究していたメチニコフ博士は、大腸内の腐敗菌が発生させる毒性物質こそが人を老化させるという説を提唱しました。ヨーグルトを食べることで、大腸を乳酸菌で満たし、毒性物質を追い払えると考え、自身もヨーグルトを大量に摂取しました。
そしてブルガリアが長寿なのはヨーグルトに含まれる乳酸菌のためであると発表しました。
明治といえば『 明治ブルガリアヨーグルト 』が有名ですよね。甘くないプレーンヨーグルトを日本で初めて発売したのが明治乳業です。現在ではヨーグルトを食べても、乳酸菌は胃でほとんど死滅し、腸には到達しないことがわかっているため、この説は否定されています。
乳酸菌の効用については、今もはっきりとはわかっていません。しかしメチニコフ博士が発表したことで世界中にヨーグルトが広まったことは確かです。
ちなみに、メニチコフ博士は、免疫(食菌作用)に関する研究により①⑨⓪⑧年にノーベル生理学・医学賞を受賞しています。
日本でいつからヨーグルトを食べた⁉️
ヨーグルトは飛鳥時代に仏教伝来とともに中国から持ち込まれました。『 酪 』と呼ばれたヨーグルトは当時は薬として利用され、庶民には広まりませんでした。
乳製品は貴族の間では食べられていましたが、平安末期から戦乱が続き、次第にすたれていきました。日本の酪農の元祖は、八代将軍・徳川吉宗が実験的に開いた牧場です。幕末に開国してからは、主に外国人向けに牛乳事業が始められました。本格的な国産ヨーグルト第一号を発売したのは、広島県に本社のあるチチヤス。①⑨①⑦年のことです。ガラスの瓶入りで、米一升が⑤⓪銭だった時代に①⑨銭と高価なものでした。
一般に広まったのは戦後。①⑨⑤⓪年に明治乳業から発売された『 ハネーヨーグルト 』です。『 明治ブルガリアヨーグルト 』が発売されたのは①⑨⑦①年。発売当初は『 明治プレーンヨーグルト 』でしたが①⑨⑦③年にブルガリアの国名使用許可を得て『 明治ブルガリアヨーグルト 』になりました。
開発のきっかけは①⑨⑦⓪年に開催された大阪万博。それまで日本で売られていたヨーグルトは、甘味料が入りのものが一般的でした。大阪万博のブルガリア館で、明治乳業の社員がプレーンヨーグルトを試食したことが、その後の研究・開発につながったのです。
ヨーグルトの日 まとめ
明治ブルガリアヨーグルトで、ブルガリアという国を知った人も多いのでは⁉️
ブルガリア共和国は、ギリシア、トルコと隣接し、黒海に面したバルカン半島にある国です。ブルガリアを含むバルカン半島は、ヨーグルト発祥の地の候補とされています。ブルガリアでは、タラトールという冷製スープや、スネジャンカというサラダをはじめ、調味料としてもさまざまな料理に使われます。日本でいう、味噌と似ているのかもしれませんね。ヨーグルトは動物性、味噌は植物性と違いはありますが、ブルガリアも日本も、古くから発酵食品を大切に食べていたんですね。ヨーグルトの日は、そんな遠くて身近なブルガリアを思いながら、ヨーグルトを食べてみたいと思います。