▼本日限定!ブログスタンプ
夏目漱石の日 由来
②月②①日は『 漱石の日 』です。
何故っ②/②①になったのでしょうか⁉️
文部省が文学博士の称号を夏目漱石に送ろうとしました。しかし夏目漱石は、ここで驚きの行動にでます。明治④④年②月②①日。『 肩書きはいらない 』と文部省専門学務局長の福原鐐二郎氏に手紙出して辞退しました。
このことが由来になっています。
夏目漱石は変わった人だったんですね。慶応3年に東京で生まれ、東京帝国大学を卒業して松山中学校で英語の教師になりました。明治③③年からイギリスに留学して帰国、明治③⑥年には東京大学で講師をしました。この時代の人では中々できないことを色々やっていました。
夏目漱石って•••
平成①⑥年①①月①日に野口英世に変わりました。
若い人は夏目漱石のお札を知らない人がいるんですね。
夏目漱石が①⓪⓪⓪円札になったのは昭和⑤⑨年①①月①日です。
国立印刷局のページに、お札の肖像が決定するルールがあります。
①日本人が世界的に尊敬する人物
②一般に有名になっていること
③精密な人物像写真や絵画を利用できる人
文化人が良いということが基本になったのが昭和⑤⑤年で、なんと国民の④割近くの人が夏目漱石を望んでいました。
海外でもお札に文化人を使っていたのが最終決定になり、ルールにのっとり夏目漱石が①⓪⓪⓪円札になりました。
実は当時のお札、福沢諭吉、新渡戸稲造、夏目漱石の③人に決められるまでには、実に⑤年という長い歳月がかかりました。
ペンネームの由来 いつから⁉️
本名は夏目金之助という名前です。
夏目漱石というのはいわゆるペンネームなのです。その由来を調べると漱石と関係の深い俳人が登場します。
その俳人とは正岡子規、文集の巻末文を漱石が引き受けた縁で友情をはぐくみます。その際に始めて『 漱石 』 というペンネームを使用しました。もともとは正岡子規が使用していたペンネームのひとつだったそうです。
その由来は『 石に漱ぎ流れに枕す 』という故事から付けられたと言われています。晋の孫楚が『 石に枕し流れに漱ぐ 』と言うべきところ、うっかり『 石に漱ぎ流れに枕す 』と言ってしまいます。ただの言い間違いをこじつけ『 石に漱ぐのは歯を磨いて丈夫にするため、流れに枕するのは俗事を聞いた耳を洗うため 』と言い張ります。その事から頑固者・偏屈者や意地っ張りという意味があるそうです。
なんだかわざわざ博士号を辞退してしまう漱石にはぴったりという気がしますね。
夏目漱石 執筆はいつから始まった⁉️
漱石の経歴を見てみると恥かきっ子として生まれ、養子に出されるなど波乱万丈な幼少期を過ごしています。それでも生まれながらの出来の良さを兄に見込まれて大学へ進学します。しかしその後は長兄、次兄や三兄の妻との死別と次々に近親者を亡くし、漱石はその影響からか厭世主義・神経衰弱に陥ってしまいます。精神的な病に悩まされる文豪は多くいますが、漱石もその一人。大学卒業後はイギリス留学を経て、教員として生活します。その間も漱石は極度の神経衰弱に苦しむのです。
漱石が作家として執筆をするきっかけとなったのは、意外にも漱石が苦しんでいた神経衰弱でした。この症状を緩和する為に高浜虚子の勧めで執筆を始めたのです。①⑨⓪④年に執筆を始め発表されたのが処女作でもある『 吾輩は猫である 』。処女作も好評を博し、執筆を続け次第に作家として活動する様になります。
夏目漱石の作品
夏目漱石は『 吾輩は猫である 』『 坊ちゃん 』『 草枕 』で有名になり、教師をやめ朝日新聞社に入社します。『 虞美人草 』『 三四郎 』が人気になりますが⑤⓪歳のときに『 明暗 』の連載中に胃潰瘍で永眠されました。今回は私が好きな『 坊ちゃん 』を簡単に紹介したいと思います。
この話は現在の『 半沢直樹 』の様なスカッとする話のパイオニアと言っても良いでしょう。
◇『 坊っちゃん 』小さい頃から家族とうまくいかなかった坊ちゃんですが、お手伝いのキヨさんは愛情たっぷりに接してくれました。そして東京理科大学を卒養後、四国の高校に数学教師として赴任します。坊ちゃんは教師仲間にいろいろなあだ名をつけて楽しんでいました。
画学の教師は『 野だいこ 』
英語の先生は『 うらなりくん 』
数学の先生は『 山嵐 』
教頭先生は『 赤シャツ 』
校長先生は『 たぬき 』
しかし、そんな本人も町で天ぷらソバを4杯食べて、天麩羅先生と言われる様になります。さらに温泉で泳いだことから生徒に意地悪をされ、宿直ではお布団に生徒からイナゴを入れらました。この出来事で学生を処罰しようしましたが、先輩教師がうやむやにしました。そんな中、山嵐(数学)だけは理解してくれました。ある日、うらなり(英語)が婚約者マドンナを愛していたのに、赤シャツ(教頭)の嫉妬から左遷したことを知ります。坊ちゃんと山嵐(数学)が怒り訴えますが、赤シャツの陰謀によって山嵐(数学)まで辞めることになります。反撃にでた坊ちゃんと山嵐(数学)は、赤シャツ(教頭)と野だいこ(画学)の芸者遊びの場面を取り押さえ殴ります。それから坊ちゃんは教師を辞めて、心を理解してくれるキヨと暮らします。
という話です。
夏目漱石が亡くなって①⓪⓪年という節目で②⓪①⑥年①月③日フジテレビでドラマ化が決定しました。坊ちゃんの舞台となった愛媛県松山市の道後温泉でもロケが行われました。