私は甘かったようです。

自分自身を
よく分かっていなかった…


心の準備が
整わないまま
主人を見送って

感情も追いつかないまま
その後を忙しく過ごし

一周忌を終えてから

腑抜けのようになってきて…


そこからは
色々な環境の変化もあり
それについて行くのが
精一杯でしたが

色々なことが
落ち着いてきて…


そうなって初めて

とてつもない空虚感と
孤独と不安が
一気に押し寄せてきて…


いつもではないけれど
時々、それに直面して
耐えられない感情に
なってしまうのです。

なんとも説明し難い
この感情…


私、自分は
もっと大丈夫だと
勝手に思っていましたが

本当は、全然
大丈夫じゃないんだ、と
今更ながら
気づいてしまいました。


でも…


あの元気の塊のような

平野レミさんも


ご主人を亡くされて

3年経っても

やっぱり寂しい、と


お料理を作って

その時は満足するも

あ〜あ…と

なってしまうと


なので

新しいお料理の本を

出版するも

言葉を綴ることはやめた


家族を亡くすとは

大変なことなんだと感じる


と、仰っているのを知り



私だけではないんだ、と

少しほっとしたりして…



ホント、そうなんです


埋めようのない大きな穴が

心に開いたままなのです。



そんなんでどうするの!


前を向かなきゃ!


そんなことでは

亡くなったご主人が悲しむよ!


歩き出さなきゃ!




そうなんです


その通りなのです。


でも…時に



「前向き」というものが

ストレスになってしまう

こともあるのです。



難しいですね…



自分なりの答えは

いつかは出るのかも

しれませんが


まだまだ先なのかも

しれません。