三遊亭円楽さんが

旅立たれたという

悲しいお知らせを


夜のニュースで

知りました。



心よりご冥福を

お祈り申し上げます。



肺がんになられてから

旅立たれるまで


いくつものご病気に

なられ、その度に

治療をされて


また立ち上がり


大変な道のりを

過ごされたことと

存じますが


希望を持って

真っ直ぐに前を見据えて

ご自身の寿命を

最後まで力強く歩まれよう

とされていたお姿


かげながら

応援しておりました。




主人と重なるものを

いくつも感じながら…



主人の月命日に

円楽さんが旅立たれた

ことに


私は、勝手に

何かご縁のようなものを

感じてしまい…


私の胸の中に

ずっとしまってきたことを

少しだけお話しさせて

頂こうと思いました。



円楽さんの肺がんは

早期の段階で見つかった

と、承知しておりました。


私を含め

初期で見つかったがんは

切除の手術だけで根治に

至る方が多いですが


残念なことに

再発や転移をしてしまう

方もいらっしゃいます。



がんの早期発見

早期治療

の啓発活動は

とても活発で


勿論、それは

私自身もそういう立場

所謂がんサバイバーなので

その大切さは

よく分かっています。



ただ、一方では


先ほどお話しした通り

早期発見でも

再発や転移をしてしまったり

治療が上手く進まなかったり


決して健康を疎かに

しているわけでもなく

毎年健康診断を

受けている方でも


無症状のまま

がんが見つかり

既にステージ4だった

という方もいらっしゃいます。



何が違うのでしょうか?


がんの性質なのでしょうか?



そうなると

やはり必要なのは


検査の在り方と

がんの治療法そのもの

なのではないか?


私は思ってきました。




新しい治療法は

日本において

どこまで進んでいる

のでしょう?


チーム医療も

どこまで進んで

いるのでしょう?



情報が欲しいです。



勿論、ネットで調べれば

欲しい情報を入手する

ことはできるのでしょう。


でも、私たちの様な

医療に知識のない者が

読んで、しっかり理解できる

人はまずいないでしょう。


また、いざ

がんが見つかれば

すぐに治療に向けて

慌ただしく物事が

動き始めてしまい


そこからゆっくり

治療について考えよう

という余裕は

なかなか持てないものと


私は感じています。



その為にも

寛解されている方や

根治されている方のみの

成功例のお話だけではなく


今、現在進行中の方の

お話や、治療のお話を

お医者様と患者さん

双方から伺いたいと

思うのです。



もっと分かりやすい形で

情報が得られる環境が

整って欲しいと思うのです。




どんながんでも

治してくれる治療法

が見つかること


私は、それを

心から願っています。




三遊亭円楽さん


おつかれさまでした。


どうぞゆっくりと

おやすみください。