いやぁ〜 良かった。
今回は『XMEN:アポカリプス』に登場したイースターエッグを紹介していきます。
⚠️ネタバレ多数あり。ご注意を。
☆本記事はXMENにほんの少しだけ明るい人間が書いているため、原作情報の間違いが多くある可能性があります。もし発見された方はぜひ教えて下さい。訂正させて頂きます。
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ファンファーレ
本作冒頭に挿入されている20世紀FOXのファンファーレは、特別バージョンとして最後の数秒だけXMENのテーマになっている。
古代のフォーホースメン
アポカリプスがエジプトで隆盛を極めたいた頃の四騎士にはそれぞれ黙示録の四騎士の名前が与えられている事がエンドクレジットで判明する。彼らの能力は原作に存在するミュータントからきていると考えられる。
確実なのは、
〈火炎放射能力があったミュータント
→サンファイア(太陽エネルギーによる熱放射能力)〉
〈相手を一瞬で骸骨にしたミュータント
→ファミン(有機物を分解、崩壊させる能力。原作では四騎士の一人。)〉
ストライカー
シリーズを観てきた方ならお馴染みのストライカーは今回も登場する。フューチャー&パストでのウルヴァリンの活躍により過去作で描かれたウェポンX計画は書き換えられたわけだが、結局この時間軸でもストライカーは計画を実行に移してしまった。
脱走シーンを見る限り、ウルヴァリンの爪はアダマンチウムらしき金属に代わっていたので実験は成功した模様。研究所から逃走したウルヴァリン。今後の動向に注目。
ウルヴァリン
本作には、カメオとしてヒュー・ジャックマン演じるウルヴァリンが研究所シーンに登場する。まず彼が脱走する様子を監視カメラで見た職員が「ウェポンXが脱走しました」と発言する。これは原作に存在する、超人兵士を作るための政府の極秘計画ウェポンX計画からきており脱走したウルヴァリンが身に付けていた装備は、原作のウェポンX時と同じ。もちろんこの計画は過去作にも登場済み。
ブロブ
冒頭でエンジェルが倒していた巨漢の名前はブロブ。原作キャラクターである彼は、ウルヴァリンゼロにも登場しておりケヴィン・デュランドという俳優が演じている。
ニーナ
'73年の事件後、身を潜めてあたマグニートーですが結局居場所が見つかり彼の娘と妻は殺されてしまう。このシーンで娘の名前はニーナである事が判明するが、元ネタは原作キャラクターのアーニャだろう。アーニャは同じくマグニートーの娘なのだが、彼女が隣家の火事により亡くなった事がキッカケでマグニートーは暴走し多くの人を殺してしまう。
ニーナには動物と意思疎通がとれる能力があったと思われ、この能力は原作ミュータントのリン・リーもしくはミラージュなどがもとだろう。
ちなみにその後逃げた妻が双子を身ごもっていた事が判明する。この双子こそ、ピーターとワンダ。ピーターに関しては前作から登場しているのでご存知でしょう。だが実は彼の妹ワンダも一瞬登場している。前作ではリビングに、今作では玄関先で母親に抱き抱えられている。彼女が能力を発揮するのはそう遠くないかも。
カリバン
ナイトクローラーを連れたミスティークが向かった先は情報屋。この情報屋、一人称が自分の名前である"カリバン"なので字幕で観た方は記憶に新しいでしょう。
もちろん彼も原作キャラクター。
The Once and Future King
ハボックが弟を連れて学園に来た際、プロフェッサーが読み聞かせていた本はT.H.ホワイトの『The Once and Future King』。実はXMEN2にもこの本は登場しており、こちらではマグニートーが読んでいる。これらもウルヴァリンによる過去改変の影響の一部だと思われる。
モイラの息子
チャールズとハボックがモイラを訪ねたシーンで彼女に息子が生まれていた事が判明する。原作のモイラの息子はなんとプロテウスというヴィラン。
ジェシー
うなされるジーンの元にチャールズが行く際、廊下を通るがその時にジェシーという生徒の名前を呼ぶ。このジェシーという名前は、原作において電磁エネルギーを操るベッドラムというキャラクターの本名。
ジーンのベッド
ジーンの枕カバーとベッドシーツの模様が黙示録の四騎士に似た模様になっている。
スタン・リー
ほぼ全てのマーベル映画にスタン・リーがカメオ出演している事は有名だが、本作にはスタン・リーと一緒にリー夫人も出演している。
I Ran
ストームがエジプトにいるシーンで一瞬映るカセットプレーヤーから流れているのは、A Flock Of Seagullsの『I Ran』という曲のエジプト語バージョン。これは後の展開を示唆している。
ちなみに、原作版ストームがモヒカンスタイルになったのは1983年で本作の舞台も1983年。
映画&ドラマ
本作には多くの映像作品がイースターエッグとして隠れている。
蘇ったアポカリプスがストームの家で見た内の一つ目がドラマ版スタートレックの『Who Mourns for Adonais』という回。この回には一度神として崇められた男が登場する。監督のブライアン・シンガーはスタートレックの大ファンだそうで、この回のあらすじを知っていた彼が隠したイースターエッグなのかもしれない。
二つ目は1955年公開の映画『Land of The Pharaohs』。ちなみにこの映画には巨大な石を使って人を埋めるシーンがあり、〜アポカリプスのそれもオマージュだと思われる。
ピーターが自分の部屋で見ていたテレビに一瞬映った黒い車はナイトライダーで、彼が着ているTシャツは『Six Million Dollar Man』のもの。
ナイトクローラー
冒頭シーンでミスティークはナイトクローラーを助け出しに向かう。実はこの2人、原作ではなんと親子。ちなみに原作版の父親は〜ファーストクラスにも登場したアザゼル。彼もよく似た瞬間移動能力を持っているため、映画版でも何らかの関係があるかもしれない。
エンジェル
エンジェルがアポカリプスにより強化されている時に流れる曲は、メタリカの『The Four Horsemen』。フォーホースメンとは黙示録の四騎士の事。あとはもう、わかるでしょう。
ちなみにXMEN3ではエンジェルの父親がミュータントの能力を消すキュアを開発していた。
アポカリプスのメッセージ
決戦前にアポカリプスはチャールズを通して世界中にメッセージを流す。その一節に『From the ashes of this world I will build a better one.』という部分があるが、これはXMENのアニメシリーズでアポカリプスが発したものと同じセリフ。
フェニックス
最終決戦にてジーンが力を解放し、まるで炎の鳥のような姿になりアポカリプスを倒す。一方、〜ファイナルディシジョンのジーンは闇の力の増幅を感じ最終的にフェニックスとなり暴走してしまう。
この変化は〜フューチャー&パストのウルヴァリンの活躍により歴史が変わったからである。
〜FDでのプロフェッサーは増大するジーンの闇の力を抑圧しようとしていたが、本来は出会うはずの無かった未来人ウルヴァリンとの交流により思想が変化した結果、抑圧ではなく解放させようとしたのである。ひょっとすると〜F&Pでチャールズがウルヴァリンの心に入った際に、ジーンの一件を予見していたのかもしれない。
車椅子
最後のシーンでチャールズが乗っている車椅子は、過去作でパトリック・スチュワート演じるプロフェッサーXが乗っていたそれに似ている。
新コスチューム
最後のシーンでミスティークを始めとした主要メンバーはコスチュームを新調している。これら新コスチュームは原作版コスチュームを模した物。
センチネル
最後に登場した巨大ロボットはセンチネル。これは前作〜F&Pに登場した物で、当初はミュータントを殲滅するために製造されたが物語終盤でマグニートーに利用されて、以来登場していなかった。'73年の事件後、プロフェッサーらが回収して練習用ロボットに改造したと思われる。
X-23
本作のオマケシーンのサプライズはエセックス社の登場。原作でエセックスといえばナサニエル・エセックス、またの名をMrシニスター。彼はウェポンXの血清からウルヴァリンの女性版クローンであるX-23を創りだした。次作は彼女が主軸になる可能性が高い。また、デッドプール2に登場すると噂されるケーブルにも深く関係している。
監督のカメオ
本作を監督したブライアン・シンガーは前作同様とあるシーンにカメオ出演している。そのシーンとはウルヴァリンが脱走するシーン。
だが残念ながら、今回は編集の都合上監督の顔は劇場公開版では確認できないそうで削除シーンとして今後公開される事に期待である。